ひざにくるなよ

僕の右ひざにボルトが一本入っている。
27年前に高校の時に柔道で半月板を損傷し,
15年前の1月に内視鏡手術でボルトで固定したのだ。
(手術の数日後に阪神淡路大震災に遭遇したというアレ)
だから「火葬場で俺の体を焼いたら間違いなくボルトが一本出てくるから、大切にとっておいてくれ」。
と子供たちに言ってきた。

その右ひざが昨日から痛い。ビッコを引かないと歩けないぐらい痛い。
15年間暮らしていてはじめての痛さだ。

台風接近の低気圧のせいか?いや違うようだ。

というわけで暴風雨の中を土曜日にやっている近所の整形外科に行ってみた。
「これが一時的なものだったらいいんだけど」と先生。

「ボルトを打ち込んだのは15年前なんですが、ああいうのってガタが来るってことあるんですか?」
「うーん、ないとは言えないんですよ、10年でダメになる例もある。当時はわからなかったんだけどね」
「じゃあ15年に一回、打ち直さなければいけないとか」
「それは何とも言えません。とりあえずCTスキャンできる大きな病院を紹介します」

おいおい、、まさか俺の体は定期的にボルト交換が必要なのかい。