新疆ウイグル自治区の彼女からの手紙

春4月....
新緑の季節にはまだまだだが、
昼間ならばコートなしで原付で爆走できるようになった。

ちょっと部屋の模様替えでもしようかと思ったが、
もともと季節の変化に繊細な人間ではないので、
自分らしくないと取りやめる。

そのかわりに鶏肉の唐揚げでも作ろうかと、
戸棚から日清から揚げ粉150gを探しているところに、
付き合いはじめて一年になる彼女から一通の手紙が届いた。
—————————————————————————————————————————
今日で付き合ってから1年が経ったんだよね。って、spiduction66のことだから言われなくても分かっているとは思うけど。
節目だし、たまにはちゃんと自分の気持ちを伝えようかなと思って、手紙を書くことにしました。

何から書こうかな。この前spiduction66の財布になぜかチリチリの毛が挟まってた話?(爆)
あれはかわいそうだからいいや、面白いけど。

このごろよく言い合いになるけど、この前は「spiduction66は全然家族に私のことを紹介してくれない」ってことで私が泣いたんだよね。 spiduction66って私のことを大切に思ってくれているのかいまいち分からないし伝わってこないから、些細なことでも不安になる。私は、べつに結婚するとかでなくても、親にちゃんと話しているのにさ。

いきなりこんなこと言うのもなんだけど、spiduction66って、すぐ「忙しい」って言うようになったよね。昔から忙しそうではあったけど、私が「忙しくない?大丈夫なの?」って聞いて、「大丈夫。なんとかする」って言ってくれることが多かった。でも最近は会えない理由が「忙しい」になってる気がする。

spiduction66って、口数も少ないし、あまり思ってることを言わないから、寂しくもなるし不安になるんだ。だから「忙しい」っていうのも、本当に忙しいのか、私を避けているのか分からなくて不安になる。最近は自分ばっかり悩んでいる気がして疲れちゃったよ。

なんか、つい悪いことばかり頭に浮かぶや…。もっと前向きなこと書くね。

これでも私はspiduction66に感謝してるんだ。わりと目立たないような私にとっては、spiduction66の明るさが、羨ましくもあり憧れでもあった。そういうところに惹かれたんだよね、私は。
まぁ、初対面から下ネタ連発なところには正直少し引いてたけど…。下半身の毛を抜いてプレゼントしてくるところとか…(苦笑)。

spiduction66が言った「将来的におれよりイイ男は現れないから」ってセリフを今も頑なに信じているから、私はこれからもspiduction66に人生を賭けてついていきます。spiduction66の自信があのときのままだといいな。

これからも決して平坦ではないと思うけど、この一年間のように、お互いを信じて乗り越えていこうね。それと、私に「spiduction66」っていう文字のタトゥを入れさせようとするのはやめてね(泣)。

ではでは、これからも末永くよろしくお願いします。spiduction66がいてくれてよかった。ありがとう。

P.S.spiduction66が私にやってみせるパントマイムは、世界一下手だと思う。
—————————————————————————————————————————–
女心がよくわからないspiduction66は、過去の自分を振り返り、かつ今の自分を省みておおいに反省するのでした。

P.S. 「一年目の手紙」で診断すべし。