また....

黒澤明の「七人の侍」という映画がある。

村人を盗賊の軍団から守るために雇われた七人の侍
壮絶な戦いを経て盗賊の最後の一人を倒したとき、生き残ったのはわずか三人。歴戦の兵(つわもの)である志村喬演じる勘兵衛が、土砂降りの雨の中で、疲れ果てた体を刀で支えながら、感慨深げにこんなセリフを吐く。

「また...生き残ったな」

個人事業主である僕は、仕事納めを迎えるたびに、このセリフを思い出し、同じ感慨を抱くのです。
「今年もまた生き残ったな」と。

会社が毎年毎年存続し続けることを、当たり前のように考えていたら、あるいは、当たり前のことだと思い込んでいたら、滅びるのは一瞬です。

周囲に対する感謝の念、存続することへの工夫、前へと前進する力、そういうものを忘れたら....

今年の食品メーカーの不祥事を見るにつけ、歴史のある会社でも一瞬で潰れてゆくさまを見るにつけ、そんなコトを深く思います。油断も慢心も禁物です。

堅苦しい文章を一年間読んで下さってありがとうございます。
皆さん、よいお年を。
また来年もよろしくお願いします< (_ _)>