感覚

管理人のたわごと

今日のことです。
お昼に原付でコンビニの駐車場に入った瞬間、ズボン後ろのポケットに入れていた長財布がポロンと地面に落ちてしまいました。

先ほど銀行で用事を済ませた後、ポケットに浅めに財布を差し入れたのでしょう。そのまま原付に座ったものだから、次第次第に体圧で飛び出してきた。それで落としたんだと思います。駐車場に財布とクレカとお札が散らばってしまいました。危ない危ない。

画像は理由のないイメージです

さて、夜のことです。
仕事を終えて原付で帰宅中、再びその「ポロン」という感覚に襲われました。
「いかん!また落とした!」と思いながら、後ろのポケットをさわると財布がありません。原付を急停止させ振り返ってみます。ところが暗い路上には財布が落ちていないのです。

原付を反転させてライトで路上を照らしてみますが、財布の「さ」の字も見当たりません。見えるのは無情なアスファルトの路ばかりです。

だとすれば走行途中で落としたのかもしれない。
顔面蒼白になりながら、いま来た道を原付でゆっくり戻ります。一方通行の道も原付を押しながら路上を探しますが、どうも見つからない。

そのうちに会社に辿りつく。
祈る気持ちで自分の机の上をみると....ありました!
単に会社に置き忘れたのでした。

ホッとしながら、再び原付で帰路につきます。
数百メートルほど運転しながらフト思いました。
「では、あのポロンという感覚は何だったんだろう?」と。

いかん、スマホかも!
と気づくのに時間はかかりませんでした。
実はスマホも後ろのポケットについつい入れてしまう人間なんです。

原付を停車させ、カバンの中もポケットの中も探したけれど見つからない(by 井上陽水)。

「あっ、スタジオに置きっぱなしか」と気づくのに時間はかかりませんでした。先ほどスタジオで作業した際に置き忘れたんでしょう。

それでも「もしなかったらどうしよう」という気持ちで再び踵を返したら、良かった。ありました。

これでようやく帰路につけたわけです。でも頭の中から疑問が離れませんでした。

「では、先ほどの"ポロン"という感覚は、何だったんだろう?」
帰宅して調べても、何かを失くしたという事は全くないのです。

いささかオカルトな話になってしまいますが、僕はこれは「虫の知らせ」だと思うことにしました。お昼の駐車場での「ポロン」といい、夜の「ポロン」といい、警告だったと思うほかはないのです。

もし、財布とスマホがないことに帰宅してから気づいたならば、上大岡まで必死に探しながら戻る羽目になったでしょう。もし明日それに気づいたならば、それはそれで恐慌状態が生まれたことでしょう。うまい所で警告してくれたんだな、と思うことにします。

なぜなら、二度目に「ポロン」を感じた地点は、港南区と磯子区の区境、まさにその場所だったのです。

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