母さん、アドルフが言っていました。
とっても民主主義的な憲法を持っていた国だったんです。
だけど議会がアドルフへ全権を委任する法律を成立させてしまった....それでこの国は消滅してしまいました。
母さん、アドルフは常にこう言っていました。
「大衆というものは複雑な言葉ではなく、単純な言葉のくりかえしに酔うものだ。」
アドルフは単純な言葉の繰り返しによって自分の政策をアピールし、民衆の支持を勝ち取っていったんです。
ああ、母さん、味噌汁のおかわりをお願いします。
強力で明確なリーダーシップへのあこがれ、単純な言葉の繰り返しが人々の心を動かしたという点では先日の選挙と似ていますね。ワイマール共和国が長い不景気からようやく脱けだそうとしてしていた矢先に、アドルフが選挙で大勝したというのも似ています。
でも彼は決してアドルフとは似ていないですがね....
でも、彼は彼なりにアドルフの言葉を研究していたと思いますよ。
だって、とってもわかりやすい勝ち方でしたからね。
母さん、ご飯のおかわりをお願いします。
ああ御新香はいりません。