八甲田山で表層雪崩
八甲田山系の前嶽(中央)。
昨年の5月に銅像茶屋後方の後藤伍長銅像前から撮影した。
この山の向こう側にロープウェーの駅があるのだけど、昨日の遭難はこの山を右側からまくようにこちら側(銅像茶屋側)へ滑る途中で表層雪崩に巻き込まれたようだ。お気の毒としか言いようがない。
引率した三十八年のベテランガイドさんが、記者会見で事故の発生原因を問われて「夕べから寝ずに考えたが分からない、今シーズンはあちこちで雪崩があったので、林間寄りで風の当たらない所を滑った。林の横を下りれば大丈夫だと判断したのに」と語っていた。
月並な物言いだが、あらためてこんな怖い山はない、と思った。八甲田って山はまるで意志を持っているかのように、人間に襲いかかってくる。
襲われた人たちを「油断していた」などと教条的に非難することは誰でもできる。だけど八甲田はそんな教訓とか経験とかを超えた山で、かつ人知を超えた「何か」を持っている気がしてならない。
ややオカルトかな?
ディスカッション
コメント一覧
私は青森に行ったことがないので何とも言えませんが、事故が起きやすい場所というのはたいてい因縁めいたものがありますよね。特に山は神域となっていたりするから、知らずにいると怖い目にあうかも。
以前、三輪山にハイキングに行った四人の女子大生がいて、うちふたりが精神障害を起こしてしまったそうです。三輪山自体がご神体なので、普通の人は足を踏み入れてはいけないのですが、それを知らなかったようで。残りのふたりも祟りなのか、結婚相手が見つからないと悩む羽目になり・・・霊能者に見てもらったら、三輪山の眷属(蛇)が起こって四人に祟りをなしていたそうです。相手が蛇なので説得しても受け入れてもらえず、除霊が大変だったらしい。
八甲田山は何があるんでしょうね?ただの偶然、とは思えないんですが。
>ねりうかわさん
たとえ隣にケネディ大統領の幽霊がいたとしても気づかない位、心霊現象にニブい人間です。しかし、八甲田に行った時には「何か」を感じました。上手く言えませんが、自然が激しさを持ちすぎて力を持て余している、といった印象のモノでした。今にも人間に襲い掛かろうとしそうな「何か」でした。ホント、上手く言えません。
三輪山は修学旅行で僕も行きました。登山はしませんが。
神主さんに山が大神神社のご神体だって教えられました。ハイキングで登っちゃあいけませんよね。