取れた!(倉橋ヨエコライブ)

上大岡的音楽生活

取れた!
「平成のシャバダバ女」「やさぐれロック」「昭和の捨て犬」「バカ家族の救世主」倉橋ヨエコのグランドピアノ弾き語りプレミアライブ「損と嘘は色々ライブ」のチケットが取れた。まさに奇跡、まさにプラチナチケット....(といっても1枚2,500円なのだが...)。

以前、家族4人で申し込んだのだけど「チケットはすでに完売しました」というメールが来てガッカリしていた。そうしたところ今日になってライブハウスから妻に電話がかかってきたらしい。
「キャンセル4枚出ましたがいかがしますか?」
「行きます!行きます!行きます!行きます!」と彼女が4人分連呼して答えたのは言うまでもない。

そもそもこのバカ家族が倉橋ヨエコに狂乱するきっかけとなったのは、小島麻由美ファンのblogに書いてあった「最近倉橋ヨエコにハマっています」という一文だった。それを読んだ妻がYoutubeで「楯」のPVを見て、その魅力にハマり込んだのだ。
不思議なのはその先で、それを見ていた小4と小2の娘たちが妻を上回る反応を示したのだ。娘たちはこの恐ろしげで刹那的PVを何十回見たかわからないという。何故だ?

アルバム「ただいま(2005.12.16)」からシングルカットされた「楯」PV

いつのまにやらCDが増え始めた、妻はともかくとして、娘たちは何十回も聴いて、すべての曲を覚えてしまった。彼女らにはヨエコがストライクゾーンだったようだ。そして僕もまた「倉橋ワールド」に引きずり込まれた。ピアノを前面に押し出したサウンドは時にはクラシカル、時にはジャジー、時には童謡的で面白い。かと思えば下世話な昭和の歌謡曲の雰囲気も漂わせている。ミニアルバム「思ふ壷」の帯に書かれている「ジャズ(インチキ)+昭和歌謡(風味)=ジャズ歌謡!(自称)」というキャッチコピーなんかそれを言い当てている。それに加え、救いようがなくて、刹那的で、負け犬的な歌詞が心にえぐりこんでくる....でもジメジメした暗さがないのは彼女の持つサウンドが突出してカッコよくて力強いからだろう。
アルバムとミニアルバム(インディーズ5枚、メジャー2枚)に捨て曲がほとんど無いというのも素晴らしい....あとは好き好きの問題なんだけど....これはハッキリ別れるだろうな。

(アルバム「モダンガール(2003.5.22)」より「恋の大捜査」PV。なぜ彼氏がパンツ一丁なのかは不明)

娘が言った。
「この曲小学校でかからへんかなぁ~?」
「こんな教育上よくない曲、かかるわけないだろ」
父よ、お前にも同じことが言える。
情操教育はどこへ行く....情報:1/24に先行シングル「損と嘘」をリリースしたヨエコ。2/21日にはニューアルバム「色々」がリリースされる、昨日もTVK「音楽のDNA」にも出演していたが、アルバムリリースにあわせてメディア露出も増えると思う。

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