魚沼からの風

昨日はなぜか夜から杉田劇場にいた。日曜日に「ISO-KARA2008」をやったあの場所だ。

新潟県魚沼市と磯子区の音楽交流の一環で「魚沼産ジャズ講談」というイベントのお手伝いに行って来た。

「ISO-KARA2008」では、思いもかけず杉田劇場の館長さんに司会をして頂き、大変お世話になってしまった。そんなことからもお手伝いさせて頂いたのだが、それだけではない。
僕は父の仕事の関係で、最近まで10年ほど、新潟県に「帰省先」があったのだ。

そんなわけで、ハッピを着て魚沼の物産を紹介することになった。

学生の頃、日本橋高島屋の「岩手物産展」のアルバイトでハッピを着て乾物を売っていたのを思い出す。僕の仕事は「振る舞い酒」。魚沼の地場の日本酒を来館されたお客さんに振舞っていた。緑川酒造というかなり有名な醸造元の「緑」というお酒を、「いかがですか~、振る舞い酒です。どんどん飲んでいってください、飲むのはタダですからね~雪の中でねかした美味しいお酒ですよ~」てな具合。

スーパーで行われるアイスクリームのマネキン販売に立ち会った営業時代のことを思い出した。

それにしても、人知を超えた下戸のクセによく言うよな.....

魚沼の方々と色々なお話ができた。
お酒の話、お米の話、新潟中越地震からの復興の話、北越雪譜に登場するUMAの話......
今頃は小出から只見や会津若松へと抜ける道は紅葉が美しいに違いない。でも、まもなく雪が降り続いて、あっという間に山あいのあの街をまっ白に覆ってしまうのだろう。

今回は裏方で、ほとんど肝心の「ジャズ講談」が見れなかったのは残念だったけど、日本有数の豪雪地帯で、温泉も多く、音楽活動も活発な魚沼で、音楽の交流&スキーもしくは温泉、みたいなイベントができたら面白いだろうな。

昨日は他にも様々な方と出会うことができた。先ほどから頻繁に登場するいそっぴとツーショットできたことも、その成果のひとつだった。