ジョイントライブ

管理人のたわごと

音楽というものは、それ自体単独では存在し得ない(まれに存在することもあるが)。何かにインスパイアされたり、何かに影響されたり、あるいはバンドサウンドという形によってはじめて作り上げられる。そしてごくまれには1+1が3にも4にも10にもなる。そうしたバックグラウンドとエフェクトを楽しむのがライブの楽しみ方だと僕は思っている。

28日、59喉(雄頭)とキタさん(北村公人)が参加するジョイントライブへと行ってくる。
場所は大口のStarship。当校の生徒さんも20名ほど来ていた。

59喉59喉の音楽は好きだ。オチのないMCにチャチャを入れられていたけど、両方あわせてあのスタイルを貫いて欲しいと思った。ライブ後に僕と同世代の男性客が、彼の音楽の持つ可能性を絶賛していた。そして彼と記念撮影までしてもらっていた。そうなんだ。彼の音楽は80年代初頭にアンダーグラウンドな音楽(突然ダンボール、スターリン、遠藤ミチロウ、e.t.c)を愛した人間にとっては、ピピリとくる何かを持っているんだ。一定の方向に突出したモノを持っているということは、とても大切なことだ。あとは固めてゆけばいいんだ。

北村公人
キタさん(北村公人)の音楽はその対極に存在するけど、これもまた70年代~80年代に青春を過ごした人間にとって大変共感できる心地よいサウンドなのだ。そしてキタさんが好きなウエストコースト・サウンドの空気がふんだんに織り込まれいる。それはバックのチャーリーさんたちも感じていたようで、アドリブを加えながら楽しそうに演奏しているのが良くわかった。さすがステージ経験も多いだけに「時間を引っ張る」というMCも見事だった。

その根源に流れているのは、表現者としての誇りと、音楽に対する愛情に他ならない。それは僕らスタッフも同じ。世の中に「音楽に対する愛情だけで運営されているオバカな企業」があるとするならば、本当はそうなりたいというのが本音だ。

子供が「サインが欲しい」と言ったので、参加者全員からサインを頂戴した。
サイン
いつか貴重品になることを願いたい。

帰りにアニキとマツケンと次女とラーメンを食べて帰る。

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