コインランドリー その1

7月31日、午後11時45分...

なぜかひとりコインランドリーにいる。
コインランドリー

クルクル回る洗濯機をボーッと眺めながら、
この数日の間にきわめて個人的なところで起こった出来事について、あれこれ思いをめぐらせていた。

まず、新潟から帰ってきて1~2日したら、愛車「ウィンダムくん」の右前輪に異音がすることに気づいた。

走行中は「シャッシャッシャッ」
ブレーキを踏むと「シャシャシャシャシャ」と
かなり嫌な音がする。明らかにブレーキ系統の異常だ。

その翌日のことだ。今度は洗濯機の「洗子(せんこ)さん」が突然
恐ろしい音を立てて停止した。

のぞいてみると内部のドラムが斜めに傾いているではないか。

洗子さんは別に流行りの「斜めドラム洗濯機」ではない。
単にドラムを支える軸が破断したのだ。
子供たちの”おむつ”を洗ってくれた洗子さんも
あはれ一巻の終わりとなってしまった。

さて、そんなわけで今朝、
修理工場へ行ってウィンダムくんを見てもらった。
そうしたら「右前輪のディスクのサビがブレーキパッドの一部と
かすかに擦れている」らしい。
ちゃんと修理するには10万はかかるという。

先々月車検を更新、
先月パワステのオイルポンプを交換、
ウィンダムくんは「月刊 金喰い車」と化しているようだ

でもパッドの磨耗する部分は上部の数ミリだそうだし、
磨耗しきるまでに、あと2年程度は持つようだ。

ウィンダムくんの走行距離はもはや13万キロ。
もっと致命的な故障が発生して、
最後の時が来るのに2年は必要ない。

現状では異音さえ気にしなければ、通常走行には問題ないと考えた。

したがって、あとは乗れるだけ乗ってウィンダムくんの命日を待つことにした。
もはや「いつ潰れても惜しくはない」という境地に至った。
ウィンダムくんはついに解脱した。

とにかく今問題なのは、洗濯機。
夏場というのに、大変なことになっている。

さっそく家電量販店へ行って洗濯機を購入する。
お届けは8月9日になるという(彼女の名前を募集中です)。

さて、夜も遅くなってしまったので、
そのままファミレスへ行く。
駐車場に入れようとして、バックをかけたときだ。

前部左側のボディに「ガリッ」という嫌な音がはしった。
前輪バンパー部の傷

ありゃりゃ、やっちまったぞい。

さっそく僕が低いブロック塀にひっかけてしまったのだ。
(てっきりウチの「初心者」がやると思っていたのだが)。

ウィンダム君とは長いつきあいだが、
こんなひどい傷をつけたのは、今回がはじめてだった。

でもそんなにガッカリしなかったのは、今朝の覚悟があったからだ。
今朝の覚悟になだめられるとは、不思議な気分ではある。