「気になる三人かい…」大井町きゅりあん大ホール
そんなに詳しいわけではありませんが、「落語」を聞くときにしても、普段は先代の金馬さんや志ん生など大昔の落語ばかり聞いています。
学生の頃はよく浅草の演芸ホールなどへ通ったのですが、今はほとんど行く機会がありません。逆に言うと今の流れがさっぱりわからない。
それを教えてあげるということで、今日は友人に誘われて大井町「きゅりあんホール」で中堅どころ(と言ったらファンに怒られそうですが)の落語を楽しんできました。
演目は、
桃月庵はまぐり – 手紙無筆
桃月庵白酒 – 宿屋の仇討
春風亭一之輔 – 鰻の幇間
柳家喬太郎 – 井戸の茶碗
でした。
実は大ホール落語は35年ぶり。1981年に国立劇場演芸ホールで亡くなる直前の彦六師匠の高座を見て以来でした。今時の大ホール落語なんて埋まるのか?と思っていたら、お客さんびっしりなのに驚きました。友人曰く「志の輔なんてチケット入手困難だぜ」とのこと。以前に彼と行ったLOVE PSYCHEDELICOより埋まっていたかもしれません。
個人的にお目当てだった喬太郎はとにかく声が良く通る。ホールで通りやすい声っていうのは聞いていて安心できますね。
本当は彼の得意とする新作系を聞いてみたかったのですが、こういう場所では無理ですね(;^_^A
行くならば独演会ってことでしょう。
一之輔は「鰻の幇間」にありったけの「くすぐり」を突っ込んで実に面白く仕上げていました。今回で言えば一番攻守のバランスが取れていたかもしれません。
白酒という人はお恥ずかしながら全然知らなかったのですが、この人も実に面白かった。考えてみれば「落語が面白かった」という評価ぐらい平凡な評価文句はないわけですが、考え方によっては最強の評価文句なのかもしれませんね。
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