Spring Liveデジカメ撮影記
今回のSpring Liveですが、前回の油圧式三脚に続いて、新たに新兵器として一眼レフのカメラを投入してみました。もっとも、これは親父が最近買ってきたものを借りたんですがね(笑)。
NikonのD60というヤツで、なんだかモノ凄い望遠レンズがついていたので、それを装着して走り回っていました。以前に比べてズームで撮影した画像が沢山あるのはそのせいです。
だからと言ってウマく撮影できているかと言えば、それはまた別の話でした。やはりカメラは機材以上に腕がモノを言うようです。
いつもライブ撮影はフラッシュ撮影なしで撮るようにしているのですが、フラッシュなしで、あの暗さの中、動いている対象を撮影するのは実に難しいです。
どんなに気を使ってがっしりカメラを固定してシャッターを押しても、ブレた画像だらけになってしまうのです。多分慣れた人は、そんな中でも一瞬の静止の瞬間をしっかり捉えるのでしょう。
後でチャーリーさんから
「シャッタースピードを早くすればいいですよ」と言われましたが、
「その分、画像が暗くなる」んだそうです。
カメラ門外漢の僕は、まだまだ修行が足りないようです。
さて今回は5台のデジカメで撮影しました。
Nikon D60 (今回初投入した一眼レフ)
Panasonix DMC-FX35 (spiduction66が前回のWinter Live時に購入したデジカメ)
Fuji FinePix Z5fd (haruさんのデジカメ)
SONY DSC-T70 (hitomiセンセのデジカメ)
HDR-HC3 (ビデオカメラの静止画機能、400万画素ある)
まず我々は、各デジカメの撮影画素数を500万画素モードに統一しました。実際にはL版でしか印刷しませんし、WEB ALBUMで配布する際には、サーバーの容量もあるので400万画素までリサイズしています。ですからそれほどの画素数は必要ないのです。それと500万画素を超えてしまうと、教室のバカPCでは重すぎて対応しきれないのです。
次に各デジカメに内臓されている時計の時刻を、秒単位まで正確に同期させます。
LIVE当日、会場にスタッフが集まったところで、僕が携帯で117に電話します。
それぞれのデジカメは「メニュー画面→時刻設定」と進ませておいて、
「ただいま○時○分ちょうどをお知らせします」
のタイミングで「3・2・1・0!」と叫び、一斉に設定ボタンを押して時間を同期させるのです。よく映画でゲリラを制圧する特殊部隊が、突入前に腕時計を同期させますが、なんとなくそれに似てなくもありません。
こうして撮影された膨大な画像をPCに取り込みます。
最近はLIVEの後、教室で徹夜するという悪しき風習ができてしまったため、始発待ちでグダグダしている間に、全員の画像をPCに取り込みます。
ここで役に立つのが、しんべえさんが配布している「とりこみ隊」というフリーソフトです。
このソフトは動作が大変軽く、シンプルな操作で画像をPCに取り込めるうえ、撮影した画像のファイル名を撮影時間のファイル名に変換してPCに取り込んでくれるのです(事前に設定が必要です)。意外と知られていないことですが、撮影した画像には、撮影時間が記録されています。それをファイル名にしてくれるわけです。たとえば「090419_155736.jpg」というファイル名は 2009年4月19日15時57分36秒に撮影した画像」ということがわかります。しかも自動的に撮影日「090419」というフォルダを生成して、その中に画像を放り込んでくれるのです。
このソフトのおかげで、数台のカメラで撮影した画像でも、一瞬で撮影時間順に整理できるようになったのです。
恐ろしいことに今回撮影した画像は5台のカメラで1500枚。2.5Gという途轍もない量となりました。複数のカメラで撮影するのは、一人の出演者も逃さずしっかり撮ろうということだったのですが、これはちょっと撮影しすぎました。
このためWEB ALBUMにUPする画像の整理に恐ろしいほど時間を要しました。ライブの画像というやつは多少ブレていても、それはそれでカッコいいのですが、まず極端にブレていて使い物にならない画像、ほぼ同じ角度から撮影した画像、明らかに面白くない画像などを除外したところ1500枚→920枚となりました。この中からなるべくブレの少ないもの、雰囲気のいいものや、よく撮れているものを、1人の出演者につき5~6枚を目安にセレクトしてゆきました。最終的に385枚の画像を選んで、それをUPしました。
なお、画像の閲覧にはこれまたフリーソフトのIrfanViewの日本語版というのを愛用しています。シンプルかつ軽快に動くソフトです。デジカメを買うと必ず専用のソフトがいろいろついていますが、こういうのを使ったことがありません。軽く動くフリーソフトが好きなのです。
ここでちょっと面白いデータを紹介します。
画像データには撮影したカメラのモデル名も記録されているのです。画像の入ったフォルダを開いて、「フォルダの表示」を「詳細」表示にし、フォルダの項目バーを右クリックすると、「カメラのモデル」という項目があると思います。これを「表示」にすると、どのカメラで撮影した画像かがわかるのです。
ここで「今回撮影して選ばれた画像」のモデル別内訳を書いてみましょう。
左の数字は「極端にブレているものを除外した枚数」、矢印の右の数字は「最終的にセレクトされた枚数」です。
Nikon D60 (600枚→291枚 生存率48.5%)
Panasonic DMC-FX35 (137枚→24枚 生存率17.5%)
Fuji FinePix Z5fd (58枚→23枚 生存率39.6%)
SONY DSC-T70 (114枚→42枚 生存率36.8%)
HDR-HC3 (11枚→5枚 生存率45.5%)
前回のWinter Liveの際、僕は新たにコンパクトなデジカメのPanasonicのDMC-FX35を投入したのですが、内心僕が撮影した画像より、haruセンセやhitomiセンセの画像の方が良く撮れているなと思っていたのです。
機材より腕だとは思いますが、この3人ともカメラに関してはド素人で一般人だということを考えれば、僕のDMCーFX35は、ライブでのフラッシュなし撮影には向いていないカメラだということを実証していると思います。
いっぽうhitomiセンセのSONY DSC-170は、Winter Liveの際に「ライブ向けのカメラじゃないか」と思うぐらい、よい画像が多かったのです。ところが今回haruさんの方が若干生存率が高いですね。
これは、ニャンコ先生からライブ撮影の際にブレにくい撮影方法を教わったことも大きいかもしれません。
こうやってみると、次回は僕のDMC-FX35は却下です。ニャンコ先生の「ライブ撮影の極意」を3人で受講して、1眼レフをふくめた3台のカメラで撮影したほうが、よっぽど効率よくいい写真が撮影できると思います。
次に照明とブレの関係について考えてみます。
今回思いもかけず発覚したことがあります。
白系の照明は明るいため、撮影した画像にもブレが少ないというのはなんとなくわかるのですが、
赤、青、黄色の三原色の照明を考えてみると、どうも青系と黄色系はブレが少なく、赤はブレが大きいという結果になってしまいました。理由はわかりません。
ですから写真によおく写りたい人は、次回から白系、青系、黄色系を選んだほうがいいでしょう。
ただ撮影するのがド素人なので、保証の限りではありません。
えっ、WEB ALBUMの場所ですか?
探してください探してください(パスワード自動発行でログインするシステムです)
えっ、DVDですか?
このGWで頑張って作ります。
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