嘘つき桜

桜が嘘つきなのか?
はたまたカメラが嘘つきなのか?という話。

それっぽく撮影した画像と現実のがっかりするような画像とを並べてみた。

【それっぽい説明】山陰地方、山深き集落で撮影。旧名主屋敷の前にたたずむ桜。

【現実】企業の駐車場と、資材置き場か何かの仕切り板。山梨県上野原市付近。

【それっぽい説明】信州。名もない古城を彩る桜。

【現実】洋光台の萩台トンネルの桜。環状三号線の道路に挟まれてゴホンゴホン。後方は磯子カントリー

そう、嘘つきなのは私です。

桜はただそこに美しく咲くだけ。そしてカメラは操作に従うだけ。
カメラマンは時にはインスタ映えさせようとしたり、人を感動させようとしたり、癒そうとしたり、勇気づけようとして被写体に「嘘」を混ぜる。

そこにはおのれの美意識もあるけど、人を喜ばせようという気持ちが先にある。

(正真正銘の山桜。あきる野市戸倉付近)

困るのはその「嘘」を額面通りに信じられてしまうような時だ。

ココヘイッテモガッカリメイショデシカアリマセン。