邂逅

お花見から3時間後、なぜか月島にいた。月島でもんじゃを食べていた。

サラリーマン時代に僕とカミさんの同僚だった"サトミちゃん"が京都から僕の家に遊びに来ていた。しかも可愛らしい2人の娘さんを連れて....月島に住んでいる妹さんの家まで車で送るついでに、もんじゃ焼きを食べにいったのだ。

京都で留守番しているサトミちゃんの旦那の"シンちゃん"もまた僕の1年後輩。彼とは15年前、一緒に福井県永平寺まで行き当たりばったりのドライブに行ったり、琵琶湖で釣りを楽しんだ遊び仲間。しかも彼の課長は僕と同期の"うっちぃ"だ。先日の日記「RPGの才能ゼロ」に出てくるFFのケルティック風味のサントラを貸してくれた「ゲーマーの同僚」とは彼のこと。そんな彼も課長になっている。

なんだかややこしい仲なんだけど、その結果はDNAに出ているようだ。僕の娘たちと彼女の2人の娘さんは旧知の仲であるかのように早速仲良しになっていた。僕が花見から戻ってきたときも、家の中を駆けずり回って鬼ごっこをやっていた。

この日の月島のもんじゃはどこも行列ができるほどの盛況ぶり。おおかた皆さん花見の帰りだったんだろう。「バンビ」というお店に入る。

この数年間のこと、仕事のこと、家族のこと、お互いに話が尽きなかった。
10時まで飲み、食べる(むろん僕はコーラばかり)。

京都から遠く離れた東京の月島で、このメンツが子供たちも交えてもんじゃを食べている。何だか15年前なら想像もできない不思議な光景だった。

妹さんの家にサトミちゃん親子を送る。子ども同士はいつまでも別れるのが名残おしそうにしていた。

ああそうだ。
サトミちゃんにお願いして、僕の大好物の志津屋のカルネ
をクール宅急便で送ってもらうことになった。
これ、賞味期限が「24時間以内」なので志津屋からの取り寄せができない。
でも、我々は賞味期限というものが「単なる気休め」に過ぎないことを知っている。
まあ2日程度ならばOKだ。多分。