コーラ野郎もといギター野郎、母校へ
この土日の間に4件の居酒屋と一本のライブに行ったにもかかわらず、アルコールを一滴も飲まなかったのは私です。ハイ。
5月26日(土)
大学サークルのOB会にかこつけて昼から御茶ノ水へ。東京で一番好きな街で楽器屋さん廻りをする。
教室の備品としてアコギ2台を買うのが目的。
ずっとキタースタンドにたてかけっぱなしの上、ヘヴィーに使われるものだから高級品である必要はない。何よりも弾きやすいものがいい。
あっちの店、こっちの店と歩き回って耳を肥やしてみたけど、結局お世話になってる下倉楽器のカンちゃんに相談し、この2本を選んだ。
YAMAHA FG-730は初心者向けにもかかわらず音がしっかりしていたのと、バレーコードでのハイポジションでも弾きやすいので選んだ。女性でも弾きやすいと思う。
同じくYAMAHAのFSX-730 SCはエレアコ。こちらも使い勝手の良さと、音の良さで選んだ。
どっちにせよ、リュウちゃん、キタさん、カカ王さん並みの知識はないので、直観と予算とのの兼ね合いで選んだ次第。
えっちらほっちら猿楽町のパーキングまで運ぶ途中、母校の10号館校舎(旧法学部校舎)に寄ってみる。
ここは一番なじみ深い建物。意外かもしれないけど、僕は「文学部」でも「歴史学部」でも「ロック楽部」でも「奥様学部」でもなく、地味に「法学部」だった。
今では生徒会館となったようで吹奏楽部、空手部、応援団などが入居している。旧校舎がすべて建て替えられた中で、ここだけが最後の牙城だ。
(このわけのわからないオブジェも昔のまま)
猿楽町側では、隣のビル(だったかな)が空き地になっていたため、見事に10号館の全体が見渡せるようになっていた。
もしかしたこの土地も大学が購入して、10号館をぶっ潰してどデカい校舎を建てるかもしれない。
なんとなく見納めが近い予感がして、とりあえず撮影。
今回はギターを背負いながら10号館をウロウロしたわけだけど、学生時代はそんなことはなかった。
当時、僕が在籍していたサークルは「ロック同好会」でも「世界の謎と不思議研究会」でも「事件事故研究会」でも「大東亜戦争研究会」でも「奥様研究会」でも「テニス同好会」でも「百貨店人事部に美しいOLが揃っている理由を研究する会」でもなかった。「古都研究会」というサークルだった。
通称「古都研」。「琴」じゃなくて「古都」。主に庭園、建築、仏像、文化、考古などを研究したりしなかったりしながら、京都奈良あたりに出没するサークルだった。
にもかかわらず上記に羅列した研究会すべての性格を兼ね揃えている素晴らしいサークルでもあった。
夜はこのサークルのOB会だった。
場所は相も変わらず神保町の「酔の助」
もう大学を卒業して22年になる。だけど「古都研」のくくりで集まると誰もが当時に戻るから面白い。
いや、誰もが本質的には変わっていないのだろう。
縁というのは不思議なものだ。集まった方々の中には、歳月の流れの中で切れそうになってしまった縁がいくつもあったけど、ちょっとした縁と縁とが思いもかけない形で繋がることで、今日のメンバーとなった。
店を変えつつ3次会まで行って、最後には残った7人のメンバーで22年ぶりに錦華公園で「学生注目」をやった。
ハタから見れば狂信的なカルト教団の儀式にしか見えなかっただろう。
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