運動会

管理人のたわごと

今日はちょっと親バカな話。日曜日は子供たちの運動会だった。ちなみに今日びの運動会は「運動会」とは言わない。「スポーツフェスタ」と言う。

さてさて、今回は次女が小学校へ就学したため、はじめて2人同時出場という運動会となった。今までは「今週は幼稚園、来週は小学校」と忙しかったもんだが、一元化されたため楽になったと思いきや、次から次へとかわりばんこに出場する。しかも2人して応援団になってしまったため、もー大変。

開会式→全校体操→応援団合戦→1~2年生の徒競走→3年生の玉入れといった具合で休むヒマがない。
カメラマンの僕は、競技ごとにベストポジションを確保するため、校庭をグルグル走りながら子供たちを撮影してゆくのだが、ホント誰の運動会だかわかりゃぁしない。

かつて市川崑監督は「東京オリンピック」という素晴らしい記録映画を撮影したが、きっと相当なプレッシャーのもと、全種目出場なみのシンドさであたったのだろうと同情せずにはいられない。

それでもファインダーの向こうで子供たちが2人して三三七拍子をやっている光景を見ていると「成長したもんだなぁー」と感慨を抱いてしまう。今から5年前、奈良県の室生寺で撮影した2人の映像があるのだが、ヨチヨチ歩きの妹の手をひく4歳の姉の姿が妙にダブる。そんな平均的な感慨にひたる間もなく、次は長女の障害物競争なので、正面席へとダッシュだ。
まあそんなわけで、父親にとっては年1回のハードな1日が終わった。

子供がやがて親元から巣立ってゆくように、親にも運動会から巣立ってゆく時というものがある。
必死になってDVCをまわすのはせいぜい子供が小学校1年~2年ぐらいまでだ。あとは淡々と自分の目で見るようになる。かっこいい言い方をすれば、カメラにおさめずに自分の目に子供の姿を刻みつけるのだ。

僕もそろそろそういう時期に来たような気もする。でも今回の必死ぶりを見る限りではまだまだ修養が足りないような気もする。

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