Spring Live 2008の裏で

教室事件簿

コチラサイドの裏話をいくつか

●バンド顛末記
前回の初ステージで味をしめた5人、今回は何をやろうということになったのは3月中盤のことでした。「Funk系の曲がいい」「いやまだ無理だ」「皆が知っている曲にしよう」みたいな話が延々と続いて、最終的になんとか間に合いそうなThe Beatles「Hey Jude (1968)」に決定。すでに練習タイムリミットを10日ぐらい超過していました。

今やこのバンドになくてはならないキタさんに12弦ギター兼監修をお願いし、僕がエレキギター、ピアノがisobeっち、ドラムスがharuさん、ベースちっちき、という編成となりました。私事ですが最後の延々と続く「DA,DA,DA」コーラスで25年ぶりにギターソロに挑戦、単なるロビーの飾りモノと化していたグレコのセミアコに命を吹き込むことになったのです。原曲の完成度があまりにも高く洗練されていたために、どんなソロを作ってもウマくゆかず悩んだけれど、結局無視して自分の好きなようにやってしまいました。どさくさに紛れて「I Feel Fine(Beatles)」、わかりにくいけど「Walk This Way(Aerosmith)」のリフを入れて遊んだり、グダグダになりながらThe Whoっぽいパワーコードプレイをやりましたが何か。

途中で観客に合唱させようというアイデアはあったのだけど、どうもうまく形にならない。そこをサウンドとして具現化してくれたのはキタさん。ピタっと演奏が止んだトコロから12弦ギターのKeith Richards風のアコギプレイを聞かせてくれました。

練習は3回。これは演奏の練習に費やされ、肝心のボーカルまで手が回りませんでした。元々Paulによるピアノ弾き語りで始まる曲ですからisobeっちのボーカルでスタート、途中から皆で適当に歌うというルールを作ったのですが、皆はそれどころではなく自分の楽器の演奏に必死....isobeっちはモノノ見事に裏切られましたね~。殆ど彼女のソロボーカルでした。
もうひとつisobeっちは裏切られました。肝心のビデオカメラマンはコッチで演奏しているわけですから、後で録画したものを確認したら、完全にisobeっちはフレームアウトしていたのです。わ~ごめんよ~。

●EmiさんのリポD
USイベントのお約束といえば、EmiさんとリポDの画像なんですが、今回はharuさんからリポDの差し入れあり。スタッフ全員で朝からキューっ。気合が入りました。
何でもいいけど、カミムとやったお下げ&制服。なまじアノ制服を知っているだけに、ドキっ!

●ちっちきの司会
メインのちっちきの司会、よかったな~。
彼女のホンワカとした良さがとても出ていたと思いませんか?
「私もなぞられました」発言後の動転状態には大爆笑。
さて、初司会を買って出たちっちき。事前に可能な限り参加者にインタビューを行い、質問ネタをまとめていました。彼女がそうやってネタ本にしたノートを打ち上げの席で見せてもらったんですが、詳細に話さなければいけないこと、順番がまとめてあって、その熱心さに、僕は心がジーンときました。

●isobeっちのカメラマン。
実はああ見えても「緊張しぃ」なisobeっちが、Bブロックの司会を担当。「いいとも風」コール&レスポンスがナイスでした。
朝、ライブハウスに車で行く途中に、彼女を平作川の橋付近で見かけました。なんだか公園の柵についている「何か」を撮影しているようでした。そう、彼女はライブハウス周辺の「素材」になりそうな写真を色々撮影していたのです。前回のDVDではisobeっちが撮影した朝の光の中の平作川をメニュー画面に使いましたが、もちろん今回も「素材」を使わせていただきやす。

●What a Wonderful World裏話
残念なことに出演予定の"せいぼう"が風邪の後遺症でダウン。本番で1曲空きが出てしまうことが確実になったのが、前日のことでした。そこで当日の朝、チャーリーさんに「時間が余るようならば、何か1曲セッション的なモノをやってくれませんか?」と尋ねた。そうしたら、「オールディーズならばできるよ。いっそ誰か先生が歌わない?」というお返事。

その路線ならばちっちきだ....
というわけでセンセとバンドさんとで、どんな曲をやろうかという話になって、とりあえず決まったのが"What a Wonderful World"でした。ルイ・アームストロングの1968年の名曲ですね。ところが、軽く音あわせも行ったけど、バンドの人たちがコードが途中でわからなくなってしまい、グダグダになってしまいました。
本番では時間も押し気味(最終的に30分以上押した)だったこともあり、結局「中止」ということに.....ところが後の打ち上げで聞いた話だと、Keyのユーヤさんが休憩中にササッと正確なコードのスコアを書き上げて、準備はしていたようでした。

全曲が終了した後、司会のちっちきが最後をしめている時に、バンドが何気なくその曲のリフを奏ではじめたのを覚えていますか?、これはバンドさんだけじゃなくて、参加してくれた皆さんからのちっちきへの「ご褒美」だな、って僕は思いました。

アイリちゃんのJanis Joplinの"Move Over(1970)"、そして"What a Wonderful World(1968)"という異例の「オールディーズ系ダブルトリ」。
メンバー全員がオールディーズ系ライブハウスの経験が長く、最も得意とする60’S 70’sサウンドってこと、そんなこんなの偶然が化学反応を起こして、迫力のある素敵なエンディングになったと思います。

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P.S.マスターDVDは完成。今日から教室で見ています。
お次はじっくりと編集にとりかかります。

教室事件簿