劇団横綱チュチュ「できあい」

杉田劇場を満杯にしてしまう劇団がある。その名も劇団「横綱チュチュ」。
モロに地元の劇団で、劇団員には長女の同級生(小学校1年生の頃から知っている)がいたり、次女の同級生のお母さんがいたり、同じバンドのとーるさんがいたりする。
しかも子供たちの母校で公演を行ったりしているので、その名前は知られている。
「チュチュ」といえばバレエのヒラヒラした衣装。それを相撲の横綱が身にまとっているというイメージからして覚えやすい。

「横綱チュチュ」の7回目の本公演「できあい」に行ってきたのは日曜日のこと。場所はおなじみの杉田劇場。

ストーリーはあんまり書いてしまうとネタバレになってしまうので省略するけど、複数の家族のストーリーがグランドホテル形式で進行してゆく。ゴミ収集所で住民たちのゴミを「プラか燃えるゴミか」をいちいちチェックしている「カラスばばあ」は狂言回しの役割。そして娘夫婦の家庭に住み込んでしまう母親。二人とも「できあい」の家庭へ乱入してくる人物なのだが、そんな中から家族とはナンなんだ?ってことが見えてくる。そんな話だった。

とにかく脚本も演出も演技のすべてがとてもこなれている。こなれていてムダがない。
余計な登場人物などいないし余計なセリフもない。確実にピンポイントをついてきたのが凄かった。
中途半端なプロであるなら、プロフェッショナルなアマの方がずっと凄い。
そんなことを感じた演じた一幕だった。

観劇の後は劇場下の「らびすた新杉田」で食事すればいいところを、プララ杉田まで行って「満州軒」こがしネギ醤油ラーメンをはらづつみ。
満足な顔をして店を出たところでヌッキー@リュウご夫妻とバッタリ。
そんなヌッキー氏とつるんだ昨日の「上大岡Street Live」の話はまた後日。