おめでた

自分という人間は、ただの森に生息するクマ、あるいはヘンなオッサンなんですが、いいスタッフやいい生徒さんに恵まれた中で、何とか移転拡張というところまで来ることができました。
とても運がよかったと思っています。

そんな中、4月25日にharuさんに女児が産まれました。
haruさん、おめでとうございます。
ご存じない方に説明しておくと、彼女は教室設立時から9年勤務してくれているスタッフです。
130425_baby
どうです、美人でしょう。生後間もないのにこれだけ目鼻立ちが整っている赤ちゃんは珍しいですよ。普通はウチの娘たちのようにしわくちゃのサルですからね。

分娩室に入って15分の安産だったのだから、これも驚きです。
普段から全身運動して、声も出して、腹式呼吸もしていたから、リキみ方が御見事だったのでしょう(笑)

haruさんとのことは「さよならそしてこんにちは」でも書きましたが、今度は新教室誕生という節目に赤ちゃんの誕生ということになりました。いつも人生の節目節目に立ち会ってきて、なんだか彼女の人生を半分ぐらい見てきた気分になってしまいます。
きっとharuさんは、ゆったりとした姿勢でお嬢さんを育ててゆくことでしょう。
あらためて生命とは永遠に続いてゆくものなんだなぁ~と思います。

ここで一句(hitomiセンセ以来、俳句ブームなもので)

春の陽と陸奥の微風にはぐぐまれ
凛と育てよ若草の如く
(字余り、季語3つ入り)

さて話は変わりますが、僕はあまり「家族的」とか「家内制手工業(マニュファクチュア)的」というような企業風土は好きではありません。
でも、一方でこうも思います。今は人材が流動的な時代。今日に勤務して、明日には辞めてしまうというような時代に、こうやってharuさんほかスタッフの成長をずっと見ることができているというのは、経営者にとってはとても幸せなことだ、ということです。

思うにhitomiサンだって、Noriちゃんだって、Tadaちゃんだって、Sayakaさんだって、ただただ単純にお金のために働いているわけではありません。もちろんお金のことも大切ですがね。それを言われるとキツいというのもありますが(苦笑)。
むしろ自分のそれまでの生きてきた延長線上にたまたまここがあって、それまでの人生とこれからの自己の事とを考えて、あえて自己実現や成長のためにここを選んで来てくれて、そして働いてくれているのだと思います。

こうしたスタッフたちの人生が見れる、見続けられることが経営者にとってはとてもとても幸福なことだと思うのです。
縁があるのならば、いくつもの人生を見守ってゆきたい。そんな事を朝から考えていました。

そして、それを見守れる場所を作るのが、自分の役割なのだと思います。