スパムメールとの終りなき戦い

上大岡的PC生活

皆さん、迷惑(スパム)メールを1日何通受け取りますか?
僕の自宅のPCは、1日に50~90通受け取っています。
わっはっは、参ったか!

この半年でスパムが急増している。運営しているサイト用メールに着弾するならまだしも、プライベートなメールにまで着弾するから始末に終えない。

そんなわけで現在は3重の防衛措置をとっている。

第一の手段は「門前払い」だ。
契約プロバイダの「迷惑メールフィルタ」という機能を利用している。
今なら大手のプロバイダには必ずこの機能があるから、一度ご自分のを調べてみたらいい。僕のところのは使い勝手のよくないシステムなんだが、月々のプロバイダ料金を払っているのだから、使わなければ損だ。ここでスパムメールの確率が高いドメインの着信拒否をしている。

現在、スパムの温床になっている四大ドメインと言えば、
hotmail.com
hotmail.co.jp
Yahoo.co.jp
yahoo.comだ。

どれもこれもフリーメールの取得が可能で、これがスパムの発信手段になっている。

僕の友人にはYahooをプロバイダにしている人もいるので、一部のメアドでは「受信可能」にしているが、yahooやhotmailから受信する必要のない家族のメアドに関しては、全て「受信拒否」の設定にしてしまった。

話はそれるが、フリーメールを連絡用のメアドとして教えてくれる友人がいるが、これは本人に自覚がないか、本当の友人ではないかのどちらかだ。女性に「メアドおしえて」と尋ねて、それがhotmailだったりする場合は、その娘はアナタに気がないか、何も考えていないかのどちらかなので、単純に喜んではいけない

これ以外にも、明らかにスパムメール専用と思われるドメインをすべて受信拒否に設定してみた。
lavieen-rose.cx
venusnetwoerk.cx
xfire.jp
zephyr.dti.ne.jp
kimitoissyo.com
love-train.info
などがそれだ。
まあ、こうしたドメインもしょっちゅう変更されるわけだから、その場しのぎにしかならないが、それでもこうした対策を打つことで、スパムの着弾率は20%以上減少した。

第二の手段は「玄関払い」だ。
eimei’s laboratoryさんの「spam mail killer」というフリーソフトを利用してみた。これはPCに常駐し、最高で3分に1回、自分のPOPサーバー(プロバイダーに到着したメールを一時的に格納するスペースと思ってよい)へアクセスし、スパムメールを削除してくれる。こちら側であらかじめスパムメールと判断する条件を設定しておけばいいのだ。

門をくぐって進入したスパムメールも、ここで大半が削除される。

便利なのは件名設定、本文設定、送信者のドメイン設定、ヘッダ設定など細かくNGワードを指定できる点だ。このNGワードに引っかかったメールはすべて「スパム」と判断され、POPサーバー上から削除される。

細かい理屈はようわからないが、ヘッダの禁止ワードにスパムによくある
charset="SHIFT_JIS"
の一行をNGとして加えるだけでも、かなり効果がある。

また件名設定や本文設定に
援助
交際
出逢い
出会い
出合い
などのNGワードを指定するだけで、「それ系」のメールはすべて削除される。ただし「アフリカの難民を援助しよう」なんていうメールまで削除されてしまうので要注意。

ありがたいことに、どのような内容のメールをどういう理由から削除したのかレポート(ログ)を残すことも可能だ。レポートを残しておけば、削除されたメールも、その文面を読むことは可能だ。最初はここで削除記録を見ながら設定条件の調整をしていけばいいだろう。これにより、スパムの着弾率は、プラス60%以上減少した。素晴らしい!

まあ、そんなわけであいも変わらず20%程度のスパムは着弾する。さらに第三の手段は、玄関から進入した不埒者を、隔離する方法だ。

これはアホの「Outlook」のようなメールソフトではなく、「Thunderbird」というメールソフトを使うことで、実行可能だ。もちろんタダで入手可能である。
Thunderbirdには「迷惑メールフィルタ」という機能があって、着弾したスパムメールに「迷惑メール」の烙印を押すだけで、次回からは自動的に「ごみ箱」へと誘導してくれる。

しかも「ベイズ理論(新たなできごとを予測する際には、すでに起きている事実と経験を考慮に入れると、かなり正確に推測できる)」にもとづく学習能力があるため、積み重ねによっては、かなりの確率で迷惑メールをごみ箱へと誘導してくれるだろう。

なお、「Outlook」が「Internet Explorer」と対であるのと一緒で、「Thunderbird」は「Firefox」というブラウザと対で使うことをオススメする。昨年末に公開されたブラウザだが、今じわじわとIEの牙城を切り崩しつつある。横浜南校では公開以来専用ブラウザ&メーラーとしてこちらを使っている。

最後はオチなのだが、昨晩「ポイントデリバー」というスパムメールが2通着弾した。
内容はサイトを閲覧するだけでポイントがたまるというヤツだが、みれば奥菜恵と離婚したばかりの藤田晋が経営する「サイバーエージェント」から発信されているではないか。

僕はサイバーエージェントなどとメール配信の契約した覚えも登録した覚えもない。奥菜恵はカワイイとは思うが、興味もない(関係ないか)。何でも解約するには、サイバーエージェントにメアドを送らなければならないのだが、そんなことする程、こちらもお人よしではない。「お問い合わせの返事には一週間ほどかかります」という冷酷な文字すらある。

いったい個人情報がどうやって流れているのか尋ねたいぐらいだ。そもそも勝手にこういうものを送ってきていいのかな?藤田さん。

さて、これだけは言っておこう。インターネットとは道路といっしょだ。プロバイダと契約するということは、自動車を運転するのといっしょだ。車を運転していれば、路上駐車に迷惑したり、最悪ぶつけられることもある。コチラサイドからみれば「一方的に不法行為を蒙った」ということになるのだろうけど、だからと言って国の「迷惑メール法(ザル法)」に文句をいってもらちがあかない。結局最善の方法は自己防衛することに尽きるのだ。

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