親子で音楽 (13歳編)

上大岡的音楽生活

結構はっきりとモノを言う&クールな年頃の次女(13歳)と音楽を聴くという企画。
今日のテーマは「古い曲、新しい曲」。
お題は父が適当にセレクト。

【EPO「う、ふ、ふ、ふ、」(1980)】

娘「うーん、古臭い。これは古いよ」
父「ポップセンスは極上だと思うけどなぁ」
娘「いやいや、古い曲としか思えない」
父「ちなみにこの曲は、今から31年前の曲」
娘「そうでしょ、これは古いよ」
父「ひどいなぁ」

【小沢健二&スチャダラパー「今夜はブギー・バック」(1994) 】

娘「お父さん"ダサかっこいい"って言葉わかる?」
父「うんわかるよ」
娘「これは、そんな感じかな~。まあいい曲だとは思うけど、ラッパーが昔っぽいなぁ」
父「これはね。お父さんとお母さんが結婚した頃の曲だよ」
娘「そうかもしれないね~」

【Key of Life「ASAYAKEの中で」(1995)】

娘「うん、これはいい曲だと思う。だけどね~」
父「だけど何だよ」
娘「ボーカルの女の子の声がおばさんっぽい」
父「まじ、可愛い声だと思うけどなぁ」
娘「声が震える感じっていうのかな。なんだか演歌歌手っぽい」
父「げーまじかよ」

【EXILE 「THE GALAXY EXPRESS 999 」(2008)】

娘「ああ、これね。いい曲だとは思うけど。」
父「思うけど?」
娘「ドン、ドン、ドンっていう音が10年後に聞いたら古いだろうなぁ」
父「ベースの音?」
娘「そう、ベースというかドラムの音かな。ほら普通のギターの音ってあんまり古くならないじゃん」
父「打ち込みの音って意味かな?」
娘「うん、そうかもしれない。私は打ち込みの音より普通の楽器の音の方が好きだなぁ」
父「これはちなみに数年前の曲ね」
娘「それぐらいは、わかるよ」

【はちみつぱい「僕の倖せ」(1973)】

娘「ん~、いいんじゃない。打ち込みじゃないし。」
父「ちなみにこの曲だけど、いつ頃の曲だと思う?」
娘「1900年代ぐらいかな?」
父「えっ、1900年代ならば100年以上前だよ」
娘「間違い、間違い...1990年代ぐらいじゃない?」
父「外れ~、何と今から40年前の曲でした」
娘「嘘ぉ!、凄いね。言われてみれば古いのかも」
父「あんまり古くならない曲って、あるんだね」

【ひらくドア「七夕のお祭り」(2011)】

娘「うん、いいんじゃない。結構好きかも。でも葵ちゃんがかわいそう」
父「この人たち、まだ有名じゃないんだけど、お父さん好きなんだよ」
娘「今度、私のiPodに入れてよ」
父「了解」

【灰田勝彦「こりゃさの音頭」(1940)】

娘「(イントロ聞くなり)うわぁ、これは古いわ」
父「これは良いか悪いかだけ教えて」
娘「良いも悪いも古すぎるよ。うーん面白いし悪くはないと思うけど古すぎって感じかなぁ」

【華原朋美「I BELIEVE」(1995)】

娘「(Aメロ始まるなり)うわぁ~古い古い、やめて~」
父「いいじゃん、聞こうさぁ」
娘「いいいい、パスパス」
父「(内心)げー、こやつ"時代"を否定しやがった!」

【Plastics 「Copy」(1980)】

娘「何これ?ぜんぜんわかんない」
父「いいとか悪いとか言える?」
娘「いえいえいえ、これは言えません。あえていうならばキモいよ」
父「.....」

【PLENTY「東京」(2009)】

娘「ああ、これ私好き」
父「うん、お前が好きそうな曲だよね」
娘「何ていうグループ」
父「Plentyっていうグループだよ」
娘「あっ、わかった!2か月ぐらい前だったかなぁ、モーモールルギャバンとくるりが出た番組があって、そこに出ていたバンドだ」
父「へぇ、そんな番組があったの?」
娘「うん、お父さんCD持ってるの?」
父「持ってるよ」
娘「じゃあiPodに入れてよ」
父「もう入れていると思うけどなぁ」
娘「本当?ありがとう。ところでお父さんさぁ」
父「何?」
娘「もういいから、サカナクション聞こうよ」

感想:10年ひとむかしと言うけど、13歳の耳は15年前の音楽を一網打尽にする。恐ろしいものだ。長女はまだ「ビートルズはいい曲あるね」と言ってくれるが、次女は「古臭い、嫌だ」と切り捨てる残酷なところがある。コヤツは「ミスチルは古臭い」と元も子もないことを言った前歴もある。
ただコヤツが心配なのは、合コンとかで相手と音楽の話題になった場合、ぜったい盛り上がることがなさそうだということだ。

P.S. 昨日無事女の子をもうけられたアベケンさんへ
御嬢さんのご誕生おめでとうございます。スポーツの話題でも音楽の話題でも何でもいいです。いつか御嬢さんとこんな会話できる日を楽しみにして、子育てを楽しんで下さいね。

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