Winter Live 2012

ライブレポ

ミューズポートボーカル教室にとっては一年を通して最後となる音楽イベント「Acoustic Style 2012」が無事終了しました。

参加して下さった生徒さん、おいで頂いた皆さん、お手伝い頂いた大勢の生徒さん、そして素敵な演奏をして下さったミュージシャンの皆さん(江川綾さん。佐藤"ステディ"徹さん、渡辺裕太さん、吉野ユウヤさん)、会場横須賀Angeloのスタッフの皆さん、PAのIkuraさん、そして教室スタッフの皆さん、大変お疲れ様でした。そしてありがとうございました。

(江川綾さん on Base。JUJUの「Will」では本来はないベースラインをプレイして下さったのだけど。オクターブ上と下とを行きつ戻りつしながらのプレイがとても美しかった)

毎回、40名近い生徒さんがこのイベントに参加して下さいます。
よく「レッスンの成果を試す」なんて言い方をします。もちろんそれは事実なのですが、なにかそれだけで言い切れるものでもありません。
それぞれがそれぞれの人生や想いを背負っている。それどころかその日その日の気分だって精神だってだって違う。
それをいかにいい感じで最大限引き出すことができるか?そのことを我々はいつも考えて準備をしています。
だから生徒さん同士でも、一杯それを感じあって欲しい、お互いに何かを学んで欲しいと、いつもそのことを考えます。
それだけ想いの詰まったステージだからこそ、それを見る時は感無量の思いがあるのです。

(佐藤"ステディ"徹さん on Drums。時には驚くほど緻密かと思いきや、時には驚くほど大胆にプレイする。その見切りがとてもいい雰囲気を作るので感心させられる。ハイハットの鳴らし方ひとつひとつで音楽の雰囲気を作れてしまう人)

今回でこのような大きなライブイベントも25回目となったわけですが、生徒さんの真剣に音楽に向き合う姿、ミュージシャンの方々のそれに正面から対峙したプレイを見ていて、ある種の感慨にとらわれていました。
それはこの「10年」という時間への感慨でした。

(渡辺裕太さん on Guitar。アコギとエレキとを使い分けながら、情熱的な攻めのギターで会場を熱くしてくれた)

10年前の2002年2月のこと。
京都のCDショップの雇われ店長を辞めて横浜に戻ってきた時、無職の僕には愛すべき家族や友人以外には人脈と言えるものは全くありませんでした。
それが10年という時間の中で、いいスタッフ、いい生徒さん、いいミュージシャン、いい周辺の方々に恵まれて、今ではこういう「良質な」イベントを行うことができるのです。
その「良質」というのは決して自画自賛ではなく、経験豊富なミュージシャンの方々にそう言われているのです。

これを「運」と言葉ひとつで片づけていいのかどうか....自分ではそう思っているのですが....
とにかく恵まれた10年を歩んでこれたなぁと、改めて思うのです。

(吉野ユウヤさん on Keyboad。要所要所を的確に押さえながら、時には繊細に、時には情熱的に全身でプレイ。Missingの音のキメの細かさには感動)

そんな感慨を抱いている中で、10分ぐらい時間を巻くことができたので、
バンドのメンバーに一曲何かプレイをして欲しいとお願いしに行ったら、
ドラムのとーるさんに「だったら宗さん、メンバー紹介をブルースでやりましょうよ」と言われました。
ベースの綾さんが「わ~見たい見たい」と喜んでいます。
自分なりの10年の節目という感慨も含めて「やりましょう!」ということになりました。

ボーカル教室の経営者ですから、この位はできなくちゃあいけません。

P.S. 今回4台のカメラで撮影した画像が2300枚、まずこれを整理するところからBlu-Ray動画編集の始まりです。

ライブレポ