Back To the 70’s

ライブレポ

現在、赤レンガ倉庫で行われている音楽とポップカルチャーのイベント「70’sバイブレーション」(後援:横浜市文化観光局ほか)。
そのタイアップ企画として行われた1970年代縛りの音楽イベント「Back To The 70’s」が盛況の中で終了しました。
おいで頂いた大勢のお客様、出演者の皆さん、そして会場となったYOKOHAMA THREE Sの皆さんにこの場を借りてお礼申し上げます。

出演者のセトリはこんな感じでした。

KAKEL
KAKEL
1.ジギー・スターダスト:デビッド・ボウイ
2.よこはま・たそがれ:五木ひろし
3.精霊流し(さわりのみ):グレープ
4.I CAME FROM横須賀:山口百恵
5.ここにいるよ:オリジナル
6.落陽:吉田拓郎
アンコール
7.横浜Story:オリジナル

いきなり「70年代の痒い所を掻いてくる」マニアな選曲と「何でもアリの10年」を象徴するような乱れる撃ち。KAKEL氏ならではのセトリでスタート。

ヌッキー竜
ヌッキー竜
1.順子:長渕剛
2.祈り:長渕剛
3.銃爪(ひきがね):世良公則&ツイスト
4.巡恋歌:長渕剛
アンコール
5.月明かり:オリジナル

ヌッキー竜氏といえば長渕。王道の名曲の数々をじんわりとプレイ。世良公則は意外だったけど、とても似合ってましたよ。フォーク(ナガブチ)とロック(Mr.Wilson)の中間のポジションで今後も色々聞いてみたいです。

ユキスズキ
ユキスズキ
1.ひこうき雲:荒井由実
2.ガンダーラ:ゴダイゴ
3.Let It Be (保刈あかねver.):ビートルズ
4.みずいろの雨:八神純子
5:Sunday Town:オリジナル
6.遥かなる影:カーペンターズ
アンコール
7.feel and thing:オリジナル

平成生まれのユキちゃん、一番選曲に苦労したんじゃないかと思うけど、ものの見事に名曲の数々をユキちゃん的アレンジに消化してプレイ。「(1970年代の曲には)歌詞に深みと情景感がある」というMCが印象に残りました。

Mack & Fujimoto
Mack & Fujimoto
1.あんたのバラード:世良公則&ツイスト
2.時の過ぎゆくままに:沢田研二
3.遠くで汽笛を聞きながら:アリス
4.帰らざる日々:アリス
5.勝手にしやがれ:沢田研二
アンコール
6.(メドレー)Stand By Me (John Lennon ver.)-悪女(中島みゆき)-夢の中へ(井上陽水)-ジョニーの子守唄(アリス)

リハと全く違うセトリで最後を締めくくったMackさん。「こう来たから、こう返そう」っていうのを持っているんですね。お客さんをいじくりながら、最後は「勝手にしやがれ」で全員が「アーアー」と合唱するという状況に持って行ってくれました。さすがは歴戦のエンタティナーです!

4組の出演者の皆さんが「偶然の化学反応」を起こしたことで、素晴らしい内容と濃さを持つ主催者冥利に尽きるイベントとなりました。たしかに「1970年代」という縛りをしましたが、こうやって聞いてみると「何でもアリ」。この幅広さと芳醇さがあの時代にあった事を思い知らされた次第です。

「何でもアリ」といえば、これもそう。
江夏とKAKEL
ライブ用に作成した映像「Back To The 70’s」をバックにスタンバイするKAKEL。
1979年11月4日、江夏が近鉄石渡のスクイズを外しにかかった投球が時空を超えて正にKAKELに当たろうとしているところ。

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