男前豆腐店本社潜入レポ

ぶうらぶら

偶然というのは恐ろしいもので、京都市内から舞鶴へ遊びにいった8月13日、もひとつ予想外の場所へ立ち寄っている。

この日、京都市内から福知山や舞鶴方面に向かう京都縦貫自動車道は終点の丹波ICを先頭に渋滞だった。市内の猛暑を避けるための行楽か、帰省ラッシュなのかはわからない。
その渋滞を避けるため、日吉ダム経由でJR下山駅付近から国道27号線に入り綾部市ICに抜けるという作戦で京都縦貫自動車道八木西ICを降りたのがきっかけだった。

と、こんな風に書いても誰もこのルートを理解できるわけがない。
まあとにかく京都は古くから交通の中心で、周辺の田舎道が異常に発達しており、いくらでも抜け道や迂回路を見つけることが可能だってことだ。
ましてやこの付近はかつて野中広務のお膝元だったこともあって、その道路整備の具合は感動的ですらある。

まあ、そんな風に八木西ICで降りたのち、ボテボテと田舎道を走ってゆく。何の変哲もない道だけど、田園風景の中にメグミルクの京都工場があったりする。

そして桂川を渡り右側に大きくカーブしたところに、唐突に工場施設があった。
男前豆腐店本社外観
通り過ぎる車の中から横目で看板を見ると
男前豆腐店
とあった......
男前豆腐店?」

あわてて車を停車させるとちょっとバックさせて、構内を覗いてみる。門に聳え立つのはジョニー像だ。
男前豆腐店本社前ジョニー像
道路に背中を向けて構内を向いているところがポイントだ。
そして構内を覗くと、売店の看板もある。
男前豆腐店売店看板
ここの豆腐のことはmixiの羊子さんの日記ではじめて知ったぐらいで、食べたこともなかった。
「風に吹かれて豆腐屋ジョニー」「ジョニ男」「マサヒロ」といったユニークなネーミングの豆腐を製造している会社という程度の知識しかなかった。ましてや京都のこんな場所(南丹市八木町)に本社があるなんて、考えもしなかった。このまま素通りするわけにはゆくまい。売店もあることだし覗いてみよう。

正面から社屋に入ると、そこが玄関兼売店だった。
「売店」と行っても、ショーケースに商品が並んでいるだけ。むろんショールームじゃない。
男前豆腐店本社売店ショーケース
我々の気配に気付いた社員の女性が、伝票用紙を持って事務所から出てきた。伝票を広げながらそこでスタンバっている。我々が購入するのを待っている。ほとんど社内販売のノリだ。そりゃあそうだ。余程の物好きでない限り、京都府南丹市八木町の男前豆腐店本社までわざわざおもむいて、「ジョニ男」を購入する観光客はいないだろう。

カミさんがお豆腐を物色している間に、そのヘンにあるものを撮影。
まず嫌でも目につくのがこの巨大提灯。
男前豆腐店本社巨大提灯
きっと地元の祭りか何かで使用したのだろう。

こんなヘヴィーなマネキンもいた。
男前豆腐店グッズマネキン
ガラス越しに事務所を見ると、大半の社員はオリジナルTシャツを着て仕事をしていた。

玄関兼売店より先は立ち入り禁止になっているのだが、その看板がコレ。
男前豆腐店本社立入禁止看板
「タチキン」て.....

結局家内が、ジョニ男とジョニ男ブラウンを購入。
僕はオリジナルステッカーを4シート購入した。
070821_tofu.jpg
何に使うかは未定だ。

あっ、そうそう。
後で「ジョニ男」を食べてみたけど、コクがあってしょう油なしでもデザート感覚で食べれることに感激した。新しい豆腐の味覚を感じた。

この八木という穏やかな風土から、次はどのような「男気」のある商品が生まれてゆくのか、ちょっと楽しみになってきたぞ、と。

●ウィキペディア「男前豆腐店」
●ウィキペディア社長 伊藤信吾とは
●オバカさ加減炸裂の公式サイト

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