運転手は僕だ(日本サイクルスポーツセンター)

教室事件簿

行ってきました。伊豆の「日本サイクルスポーツセンター」。
南校スタッフに加えて、僕の長女、カミム、S君という慰安旅行状態。

運転手は僕だ。しかしETCカードを自宅に忘れたうえ、突如カーステレオが故障したため、近くのオートバックスで新品と交換したりして、結局1時間30分遅れで横浜を出発した。その後は順調で、渋滞のピークも避けられ、東名の沼津IC経由でスムーズに1時間40分ほどで現地に到着した。ムリして車1台で行ったのだけど、かえってよかったなと、自己の責任を棚に上げてつくづく感じた。

さて、「日本サイクルスポーツセンター」はどうみても「脱力系アミューズメントパーク」とも言うべき施設だ。実際のところ、この日の駐車場もガラガラだった。だけど不思議なことに40年以上という長きにわたって生きつづけている。バックボーンに競輪の日本自転車振興会があること、競輪学校の施設として一部を運用していることも一因だが、そんなことはどうでもいいわけで、ココの長生き&魅力の理由について考えてみよう。
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最大の目玉と言われる「おもしろ自転車コーナー」ではこのようなオバカな自転車を時間の許すかぎり運転できる。他にも「横走り自転車」「足踏み走行自転車」「最小自転車」などがある。よくある近所の「発明オジサン」が考えつきそうなフリークス系自転車(ただし公道の走行は許されない)が満載だ。
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「サイクルUFO」はスリリングな谷底スレスレの場所をギコギコ進むことができる。高所恐怖症には絶対オススメできないが、「自力で脱出しなければ恐怖から逃れられないかもしれない」というお化け屋敷的なノリがある。
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「サイクルモノレール」は池の周囲をギコギコ廻る施設だ。全速力でこいで前の車にプレッシャーを与えてもいい。

写真はないけど、ファミリーサーキットという施設もあって、一周2キロぐらいのコースを自転車で走るだけというのもある。スカイローラーという全長300mのスベリ台もある。迷路もある。

そう、大半の遊戯施設において「運転手は僕」なのだ。「自力」で動かさなきゃいけない。したがって「脱力系アミューズメント」ではあるが、ちっとも力が抜けないというのがココの魅力というわけ(逆にジェットコースターやスペースタワーズなどの電動式は面白くない)。いっぽう運営者側にしてみると、「電気代」というコストがあまりかからないというメリットもある。この微妙な線上で楽しめて、維持できてしまうところにココの特徴がある。

ということで閉園までここで遊んでしまいましたとさ。
でもまだまだ物足りなかった。MTBコースもやりたかったし、パターゴルフもしたかったな。だけど炎天下でクタクタになっていたことだろう。

その後、帰り道で「しまむら」を初体験し、大仁温泉の近くにある万福 百笑の湯で僕とS君は刺青の団体さんと湯船に入る目に遭い、その真ん前にあるバイキングには「バイ」だけで「キング」がなかったりと、まあそんな感じで伊豆半島を後にした。

さて、「運転手は僕だ!」というタイトルは、今日の状況を二重に説明したわけだけど、さらにオチがある。帰りは三島から箱根を越えて小田原厚木道路(台風により崩壊した西湘バイパスの迂回路として無料開放中)に入ったのだが、それが事故渋滞だった。これは最悪の事態だった。第一国道も全く動かず、東名もまた夜10時すぎにもかかわらず20km渋滞と化していた。結局あれやこれやと県道を使うが、大船の終電に10分遅れたため、結局横浜を縦断して全員の自宅まで送ることに。最後にIsobeっちを降ろした時、すでに時計の針は深夜2時近くとなっていましたとさ。

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