ハマーとエディとトランペットとギター

教室事件簿

ハマー
たまにボーカル教室のスタジオでトランペットの練習をしている人がいる。

たまにボーカル教室でマクドナルドのハンバーガーを食べている人がいる。

このブログのために、色々な画像を送ってくれる人がいる。

それがハマーだ。

そんなハマーのトランペットの発表会へ行ってきた。
場所は県民小ホール...
(はてさて、どこかのボーカル教室の発表会会場と同じじゃないか...)

ハマーはグレンミラー楽団の「ムーンライト・セレナーデ」と
ベニー・グッドマン楽団の「シング・シング・シング」のメドレーを演奏。
出番は終わりから三番目(ということはレベルの高いクラスなのだ!)。

「ムーン・ライト・セレナーデ」なんて、
バラードなのにスィングしなければならないので、
表現が難しいだろうなぁと思っていたけど...
ハマーは低音パートを演奏。ちゃんとスィングしていた。
(音楽を表現する場合、その音楽が持つ内なるリズムにノラなきゃいけない。器楽演奏もボーカルもその点では一緒なのだということをあらためて感じた)

面白いのはその表情で、4月のライブで歌った時と全く同じ表情をしていたぞ。

最後の出演者全員による「Please Mr.Pstman」の演奏も圧巻でした。
考えてみればハマーは風邪ひきさんだったのだけど、
熱に負けないアツいプレイを見せてくれました。

たまには、ボーカルと違う発表会を見るのも大切ですな。
色々と勉強になりました。

エディさんと僕その後、家族で中華街の「鴻昌」へ行く。

ここのカウンターにいるおじさんは、お客さんから注文を取ったり、
レジに立ったり、配膳したり、お客さんと談笑したりしている。

何も知らない人は、「中華料理店のご主人」という認識しかしないだろうけど、このご主人にはもうひとつの顔がある。

「エディ藩」。

1960年代、日本で最高のロック・バンドのひとつ「ゴールデン・カップス」のメンバーで、あの時代に最もアメリカナイズされたブルージーなプレイをしてくれたギタリストなのだ。

現在はミュージシャンのかたわら、家業を継いでいる。

今日は勇気を奮って「一緒に写真を撮って下さい」とまでは言ったが、昨年10月の渋谷公会堂の再結成ライブへ行ったことも、記録映画「ワン・モア・タイム」の初日舞台挨拶へも行ったことも、言わずじまいで終わってしまった....

まあ、いいや。
安くて美味しいお店だから、また来ればいい。

今日は久しぶりの人ごみ再デビューで、
予想通りめまいがしたが、
刺激的な一日だった。

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