大雪の中で「自由へのカラオケ」
後先のことよりも優先させたい楽しみというものは、確かにある。
もちろんそれは程度にもよるけども、時にはそういう瞬間って、とても大切なんだと思う。
もしそんな楽しみを創り上げることができれば、それは冥利に尽きる。
2014年2月8日、大雪で交通マヒ寸前だというのに、上大岡のAmerican Graffitiは異様な熱気に包まれていた。アニソン縛りのカラオケイベント「自由へのカラオケ」は、出席率85%という恐るべき数字を出しつつ、お店のキャパはほぼ一杯という状況で、18時30分から始まった。
「先生、きっとみんなが来てくれるだろう、って信じてたよ」とウルウルした目で冒頭に挨拶し、その場のくじ引きでトップバッターを決定、そしてシャッフルで順番を決定してスタートした。
トップバッターはA君の「僕にできること」。
「夏目友人帳」というアニメのOPらしい。このアニメに関しては深夜枠だったということと「ニャンコ先生」というキャラがいるというレベルの知識しかないのだけど、いきなりイベントの性格を指し示したようなコアなスタートとなった。
歌われた全曲を紹介しきれないけど、
「Fight For Liberty」by UVERworld→「宇宙戦艦ヤマト2199」
「原始少年リュウが行く」by 水木一郎→「原始少年リュウ」
「CAT’S EYE」by 杏里→「キャッツ・アイ」
「STORM」by JAM Project featuring 水木一郎&影山ヒロノブ→「真ゲッターロボ対ネオゲッターロボ」
「冷たい部屋、一人」by 小松未可子→「K」
「カルマ」by BUMP OF CHICKEN→「テイルズ・オブ・ジ・アビス」
「The Bravery」by Supercell→「マギ」
「コネクト」by Claris→「魔法少女まどか☆マギカ」
「くちづけ」by BUCK-TICK→「屍鬼」
「星彩のRipieno」by 佐咲紗花→「戦う司書 The Book of Bantorra」
といった具合。
ちなみに飛び入りでスタッフが歌ったのはこの3曲。
spiduction66「ミクロイドS」by ヤング・スターズ
hitomiセンセ「キューティーハニー」by 倖田來未
Sayakaセンセ「世界が終るまでは…」by WANDS
大雪の中でのライブイベントという「状況」の共有感、アニソンというジャンルの共有感、そこから異様な一体感が生まれて、物凄い盛り上がりを見せたイベントとなった。
イベント終了後には「京急全線不通」というシビアな現実が待っていたけど、どう対応したかはまた後日書くかもしれない。
さて、今回のイベント。
大雪による危険を考え、事前にTwitterやメールで「実施はしますが、今回を逃してもまた夏ぐらいに行えたらと考えています。安全第一で無理して来ないで下さい」ということを連絡した。
約束したからには、また夏あたりにやるしかないでしょう。
最後に謝辞。
このイベント、もともとは生徒のYさんがWinter Live 2013の打ち上げの席上で、何人かで「やりたいね~」と盛り上がったのがきっかけだった。Yさんの実現に対する熱意がなければ、実現できなかったかもしれない。本当に感謝しています< (_ _)>
ディスカッション
コメント一覧
歌は雪を超えて!!
世代も超えて!
さだまさしの「関白宣言」を今の若者にいい歌だから聴けと言ってもおっさんくさくて歌うや聴くのはちょっとと思うのでしょうが、同じ時代のガンダムの主題歌やゴダイゴの銀河鉄道999は今の若い人も一緒に盛上がれるのがアニソンの凄い所だなぁ?って思います。
個人的にジャンルも世代も超越したと思うアニソンの一つは、スーパーヅガンというアニメのEDです。
http://youtu.be/QentW21CVu4
ケンモツ君
バラエティに富んだ音楽の世界の中で、アニソンに関して言えるのは、計算されたポップミュージックということでして、これは誰でも口ずさみたくなるキャッチーなところを狙っている、ということですね。
もう一つ言えるのは、長い時間軸の中でコンピレーションが組まれることが多く、テレビで流れる機会も多い、ということかな。30年というタイムラインで組まれるコンピはザラだと思います。だから比較的幅広く認知されやすいんですね。そういうことが、時間を超えて盛り上がれる大きな要因なんでしょうね。
ところで「スーパーヅガン」て三波春夫のユーロビートなんですね。なんだこれ。
このリズム感の良さを聞いていると、阿呆陀羅お経という日本古来のラップがこの人の体に根付いているんだなぁと、全然関係ないことを思ってしまいました。
やっぱりこの曲は、なんだこれ?!ですよね(笑)
三波春夫は69歳でスーパーヅガンのEDの作詞した事も驚きですが、自分の曲をハウスミュージックにして自ら歌入れしているという話を聞いて笑い転げ思わずCDを買ってしまった思い出があります。オフィシャルBlogにちょこっとハウスに挑む三波春夫の足跡があるので載せておきます。
ハウスミュージックへの挑戦 1
http://www.minamiharuo.jp/blog/2010/08/_1_16.html
ハウスミュージックへの挑戦 2
http://www.minamiharuo.jp/blog/2010/08/_1_17.html
ハウスミュージックへの挑戦 3
http://www.minamiharuo.jp/blog/2010/08/_3_17.html
>ケンモツ君
うん読みました。
情報ありがとうございます。これ、書いている本人以上に現場の光景が想像できて面白いですね。年甲斐もなくノリノリになることがかえってベタベタになってしまう。プロデューサーはそれは避けたかったんだと思います。
次のblog読みました…(^_^;)
大変だったんですね~。
本当に今回は言い出しっぺなのに全部やって頂いて大感謝です。
私の人生初ライブは高校最初で最後のライブでした。
1982春か、1981冬のその日も大雪でした。
うちは3日間、ほかは5日間停電の所もあって中止かと思いきやお客さまが来てしまって(笑)アコースティックでやったのでした。
で、今回の翌週の大雪も仲間集めて、ライブしました(笑)。
こちらも大盛り上がりでしたが、雪は人を狂わせるんでしょうか?
次回の持ち込み企画もまた雪だったらごめんなさい…(^_^;)
え、冬に持ち込み企画出すな?
ごもっとも…。夏またやりましょう。♪(^_^)v
熱いアニソン響かせましょう~( v^-゜)♪
Yさん
お疲れ様でした。
いよっ、雪男!竜氏の雨男に並びますね(^▽^)/
さすがに夏には雪は降らないと思いますが、何か天変地異がありそうですね。
でも「雪の中でも来た」という一体感とアニソンという一体感がかけあわされて、思い出に残るイベントとなりましたね。
Yさんの熱意に後押しされたおかげで、ぐいぐい前に進めたんだと思います。そういう力って大切なんだなぁと思った瞬間でした。