1998年、リーグ優勝翌日のベイスターズに新横浜駅で遭遇した話

歴史の切れ端

このBlogでは滅多に野球の話をしないんですが、今年はなんだかベイスターズが大変なことになっているので、書いてみます。

今から17年ほど昔。1998年10月9日のことです。
当時、僕は京都に住んでいてCDショップの店長をしていました。こういう仕事をしていると世間様と同じようには休暇はとれないもので、2ヶ月遅れの夏休みをとれた僕は、家内と長女(当時1歳12ヶ月)を連れて、この日横浜へと帰省したのです。

「ひかり」で京都⇒新横浜間は2時間10分ぐらいだったでしょうか、新横浜駅のホームに降り立った我々は、改札口への階段を降りかかった所で異様な厳戒態勢と爆発しそうな熱気に迎えられました。
心当たりはありました。前日8日、ベイスターズは甲子園でタイガースに4-2で勝利、38年ぶりにリーグ優勝を決めたばかりだったのです。

(1998年10月8日 横浜セ・リーグ優勝の瞬間)

警備員の方に尋ねてみると「次のひかりで到着します」とのこと。
「こいつはラッキー」と思いました。同時に思ったのは「あれだけの熱闘をして、祝賀パーティーではベロンベロンだったはずなのに、よく午前の新幹線で帰れるな」ということでした。
ベイスターズ、リーグ優勝翌日の新横浜駅改札口
(新横浜駅改札口でベイスターズの到着を待ち構える人たち)

そこで彼らが到着するのを「特等席」で待ち構えることにしました。
その間、暇つぶしに撮影した写真が何枚かあります。もちろん当時はデジカメなんてありません。
1998年リーグ優勝。ベイスターズを待ち構える新横浜駅ホーム
なんだかテンションの高いカミさんと長女です。この時カミさんのお腹には次女がいました。
1998年ベイスターズリーグ優勝。新横浜駅ホームの厳戒態勢
鉄道警察隊(?)の方々がホームにいます。
その背後に発車表示板が写っています。これを拡大したらベイスターズ御一行は12時26分着のひかり134号に乗って来たことがわかります。

やがてひかり134号が到着し、選手たちがぞろぞろ降りてきました。
あとはカオスです。僕は階段の外側(ホーム側)でカメラを構えたのですが、ファインダーからは目が離せず、もう誰が誰やらという感じで手あたり次第に撮影したのが、これら一連の写真でした。
その1
1998年リーグ優勝直後のベイスターズ御一行 at 新横浜駅
その2
1998年リーグ優勝直後のベイスターズ御一行 at 新横浜駅
その3
1998年リーグ優勝直後のベイスターズ御一行 at 新横浜駅
その4
1998年リーグ優勝直後のベイスターズ御一行 at 新横浜駅
その5
1998年リーグ優勝直後のベイスターズ御一行 at 新横浜駅
画像はクリックすると拡大するので、誰が写っているかぜひ確認してみて下さい。

ベイスターズの進撃はこれで終わりではありませんでした。
10月26日、地元横浜スタジアムでライオンズを下して38年ぶりの日本一の座を獲得したのです。
1998年、ベイスターズ日本一
日本一の瞬間を無邪気に喜ぶ管理人と長女です。

最後になりますが、冒頭で紹介したカミさんと長女の写真をよく見ると、背後に雑誌を持っている人物がいます。たまたま写りこんでしまったわけですが、カミさんはこの人物を「大和田伸也に間違いない」と、今でも主張しています。