The Losebeat Live at Blue Jay (2007/7/7)
The Losebeat 7月度定期ライブに行ってきた。
場所はまたもや戸部のBlue Jay
何人来るのかさっぱりわからなかったけど、結局フタを開けてみたら、僕、Chiy先生、makoto、イツキ君、N-O-Nちゃん、そしてフトした縁でお知り合いとなった駅前校のK.Yamさん母子の7名が集まった。
Beatlesトリビュート・バンドにとって音楽面や視覚面での究極の目標は「いかにオリジナルに近づけるか」だ。だから彼らのステージ演出にはちゃんと理由がある。
なぜ竜チャン(John)は足を開いたポーズでギターを演奏するのか?
なぜスッチ(Paul)は両足を揃えてベースを弾くのか?
なぜ久保っち(George)は演奏中にダンスを踊るのか?
なぜアンちゃん(Ringo)はドラムプレイ中に頭を左右に大きく揺らすのか?
なぜ竜チャンはネクタイをゆるめてシャツの第一ボタンを外しているのか?なぜ久保っちは「I’m Only Sleeping」の途中でアクビをするのか?なぜ竜チャンだけ「シェア・スタジアム」スーツを着るとき前ボタンをすべて外しているのか?なぜ竜チャンは下ネタが多いのか?札幌で竜チャンに何が起きたか?....一部を除いてすべてに理由がある。
そんな理由の数々、そして日々の練習もさることながら、Losebeatの凄さは、ライブに来たお客さんを徹底的にもてなして楽しませてしまう力だ。絶妙なステージトーク(台本もシナリオもない!)、誕生月のお客さんのための「Birthday」の演奏とグッズのプレゼント、そしてBlue Jay2Fの牛ジローでの打ち上げ、さまざまな交流イベント....こうした活動がいつもライブハウスを満員にしてしまう理由だし、不動のメンバーで19年活動して来れた理由なのだと思う(実際に19年来のファンの方がいらっしゃる。ねぇ、taiさん!)。そして年を重ねるにつれて、どんどん「磨き」(ちなみに竜チャンはこういうキーワードにも食いつきます)がかかっているところが凄い!
僕もとても勉強になるし、ミュージシャンを目指す人ならば、たとえ音楽の方向性が違っても、自分の個性の出し方が違っていてもいいから、一度は観にゆくべき。
なお、7月28日には、ビートルズ・トリビュートバンドの殿堂である六本木の"Abby Road“にも出演する。
出演 : The Losebeat
Open 18:00 START 19:30
料金 \2,500(with 1 Drink)
Tel : 03-3402-0017
行きてぇ~!でも翌日Acoustic Liveだぁ~。
んでもって今回のセットリストです。
1st Stage (19:00-)
1:Help!
2:Ticket To Ride
3:Baby, It’s You(BBC風Version)
4:All My Loving
5:Devil In Her Heart
6:I’ll Cry Instead
7:Act Naturally(本日はRingoの誕生日のため、Ringo=アンちゃんのソロが多かった!)
8:It’s Only Love
9:Things We Said Today
10:You’re Gonna Lose That Girl
11:She’s A Woman
12:Slow Down
2nd Stage (20:00-)
13:Twist & Shout (Live Version)
14:I Should Have Known Her Better
(A Hard Day’s Night"のGeorgeのダンスつき)
15:Anytime At All
16:What You’re Doing
17:Eight Day’s A Week
18:If I Needed Someone
19:Octpus Garden
20:You’ve Got to Hide Your Love Away
21:Drive My Car
22:I’m Only Sleeping(逆回転ギターをクボちゃんが生演奏!凄い!)
23:Rain(逆回転コーラスをメンバーが歌う)
24:Long Tall Sally
3rd Stage (21:00-)
25:Back In The U.S.S.R
26:Don’t Let Me Down(カッコエー!)
27:Wait
28:And Your Bird Can Sing
29:Birthday
30:Yellow Submarine
31:Can’t Buy Me Love
32:I’m Happy Just to Dance With You
33:From Me To You
34:Night Before
35:I Feel Fine
36:A Hard Day’s Night
Encore Stage (??:??-)
37:You Can’t Do That
38:Kansas City(Hey,Hey,Heyをお客さんも熱唱)
39:I Wanna Be Your Man
40:I Saw Her Standing There(時間ギリギリの追加アンコールだったのでアップテンポ)
この後は恒例のBlue Jay 2Fの「牛ジロー」の打ち上げにも参加。最高の塩ユッケなどを肴にして、竜チャンと深いような深くないような、意味があるようなないような音楽話に花が咲いたのでした。
帰りの車中は午前2時前。竜チャンから「"Losebeat"としてできない曲はLosebeatの曲ではない」という意味のいい言葉を聞いた。これもまた彼らが19年続けてきた理由なんだと思う。
ああそうそう、竜チャンと「牛ジロー」で話していて、最近のストリートミュージシャンは歌もハーモニーも上手いけど、スピリッツというかハートというか....そういうのが足りないねという話になった。
それならオモロイ奴がいますよ.....というところで次の記事へ続く。
ディスカッション
コメント一覧
なんと私ども親子のことまでこちらにご紹介頂き、嬉しいやら、気恥ずかしいやらで、ビックリ恐縮です。
こうして、改めて演奏曲目を列挙なされますと、その曲数の多さに驚かされます! 通常も大方これほど演奏なさるのでしょうか、、 驚愕!!
The Losebeat の皆様、本当にお疲れさまでございました。
ありがとうございました。
因みに、私も遠く及ばずながら、Don’t Let Me Down は好きな曲の一つです。
spiduction66様、Chiy先生、makoto君、イツキ君、N-O-N様、K.Yam母子様、「BlueJay」御来場ありがとうございました。
皆様のかぶりつきの応援に股間が濡れるほど嬉しかったです。
そして、spiduction66様。素晴らしいLIVEレポありがとうございます。
相変わらずの描写の素晴らしさには脱毛いや脱帽でございます。
私のような若輩者をここまで称えていただけると、まだ私と会った事の無い方は「どんなにすごい方だろう」と思うでしょう。
ずーっとそう思っていて下さいね。
怒涛の3ステージ・・・・気がつけば40曲も演奏していたんですね。
K.Yam様。「Don’t Let Me Down」は私も大好きなナンバーでして・・・・・
「LET IT BE」の映画の中で、屋上でこのナンバーを演奏するシーンがあるのですが、解散間際のBEATLESの寂しさ、そしてJohn Lennnonの「叫び」が聴こえてきます。
ドキュメンタリー映画なのでストーリーとしてはあまり面白くないかもしれませんが、初期の勢いがある頃のLIVE映像とあわせてごらん頂くとその違いに驚かれると思います。
映像はspiduction66様にお願いすると、まるでマギー司郎の手品のようにDVDが何枚も出てきます。
さてこの日は夜遅くまで、焼酎を飲みながらspiduction66様と語ってしまいました。
結構真剣に語りましたね。といってもspiduction66様のレポを読んで「あれ?俺、こんな事言ったかなぁ・・・?」という記憶の曖昧さも残る、いたいけなオヤジです。
しかし、翌日も怒涛の1日だというのにも関わらず、深夜まで本当にありがとうございました。
Chiy先生、makoto君、イツキ君、N-O-N様、K.Yam母子様 これからもよろしくお願いします。
教室の皆様、一緒に遊んでください。
長々と申し訳ありませんでした。
>K.Yamさま
その節はありがとうございました。二世代でおいで頂き嬉しい限りでした。Beatlesの曲の初期の作品は演奏時間が2分~3分以内で収まるものがホトンドです。ですから3時間のライブとなると40曲行ってしまうんですね~(正直言って後で数えて驚きました)。今回はとりわけ初期の作品が多かったのでなおさら曲数が多かったと思います。今の一曲5分~7分という時代とは違いますから、これだけの量をスキ見せずにやることって、ホント大変だと思いますよ。
>リュウ@LOSEBEATさん
お疲れさまでした!
リュウちゃんは「凄い人」ではなく単なるエロですが(笑)19年という経験をしてきた人がもつ何かを感じますよ。パチパチ。ところが当の本人が「軽い」んだから面白いです。脱毛、いや脱帽ものです。
真剣な話はともかくとして「Losebeatでできない曲は」ってのは、帰りの車で話した「Let It Be」にまつわる話ですよ。僕はプチ感動したんで、それを忘れんといてオクンナマシ。
その「Let It Be」のRooftop Concertのシーンですが僕も好きです。演奏はガチャガチャですが、滅多に見られない開放感がありますね。
戸部にもこんな場所あるんだね。
>石君
戸部駅の改札出たらすぐ右に折れて15秒位のところにあるよ。ハコもそうだけど上の焼肉屋さん「牛ジロー」も絶妙です。オーナーと音楽の話をするとなぜか体育会系のノリを感じます。
いつもカッコいいライブレポートありがとうございます
(^^)♪ 最後の二曲はもう今日はお・し・ま・い!
と思うと、悲しくてあんまり良く聴けていませんでした。
なぜ?なぜ?の答えが解ってれば解っているほど・・・
LOSEBEATが愛しくなってきますね~?
>WTBtaiさん
お褒め頂き恐縮です
19年来のファンでらっしゃり、リアルビートルズも目撃されているtaiさんにとって、Losebeatは解りすぎるぐらい、解りすぎた存在ですね!
そういうファンに支持されている竜チャンほか皆さんが、羨ましくてなりません。