EXILE “Choo Choo train”&”銀河鉄道999” PV鑑賞レポ

上大岡的音楽生活

職場のBGV用にと思いEXILEのCATCHY BESTを買ってきたら、スタッフに思いっきり怪訝な顔をされました。

普段The WhoとかByrdsとかVan Morrisonとか古式ゆかしい音楽の話ばかりする人間が、こういうものを買ってくることが、よっぽど異例だったようです。

こういうのにはちゃんとカラクリがあります。
このベスト、ジャケットがイマイチなんで(よく90年代にリリースされていた洋楽コンビみたいです)買うのに躊躇していたんですが、ヨドの店頭で流れていた「Choo Choo TRAIN」「銀河鉄道999」のPVがよかったので思わず衝動買いしたのです。

このPVは2曲で15分、つまり最初の5分ぐらいはドラマになっています。
舞台は「北斗の拳」そのまんまの未来の暗黒世界。大勢の子供たちがボロをまとって生命線ギリギリの貧しい暮らしをしています。水たまりの泥水をすすっている子供なんかいます。病気の弟を看病するお姉さんですが、突然侵入してきた悪いヤツラ(といっても2名ぽっきりなんですが)に思いっきり銃の台尻でぶん殴られて倒れれています....なんだか悪が(といっても2名なんですが)はびこっている世界のようです。

そこにメンバーが救世主のように登場し、「かめはめ波」で悪いヤツラ(といっても2名なんですが)を文字通りぶっ飛ばしちゃいます。んでもって「Choo Choo TRAIN」が流れ出すという展開。

ここまでは暗黒の世界なんですがお次の「銀河鉄道999」が流れ出すと、暗雲の切れ間から太陽の光が差し込み、モノクロだった世界が色を取り戻し、最後は暗闇の世界から這い出してきた子供たちとともにダンスしておしまいです。

とっても手が込んでいて、しかっこいいですね。

さて、思いっきり下世話な話になりますが、このPVを観た感想ランキング第1位は「かっこいい」でしたが、ランキング第2位は「金かかっているな」でした。

大体どの位かけたのだろうと考えてみました。セットの制作費、CGによる効果、メンバーの衣装、エキストラの子役の衣装と出演料、皆さんのお弁当代(makingに登場)、子役のための特設駄菓子屋コーナー(makingに登場)....とうてい1億はくだらないんじゃないかと話をしていたんですが、あらためて調べてみて驚きました。

3・億・円!
初動百万枚が見込めたからなせる技ですね。

ここからは余談。
EXILEのコレがおそらくPV制作費の日本最高記録だとしたら、最低記録は何だろう?と考えてみました。

とっさに思い当たったのが、小島麻由美の「先生のお気に入り」でした。

制作費5万円ぐらいじゃないかと思います。

音楽に貴賎なし!

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