御茶ノ水研究会紀要 (1)
-1978年御茶ノ水橋の写真と現在とを比較する-

歴史の切れ端

さてさて、成り行きで立ち上げた「御茶ノ水研究会(略して「お茶研」)」。
前回の「楽器屋ツアー」に引き続き今回は3回にわたってどうでもいいことを書いてみようと思う。

1978年のこと。当時中学校1年生だった僕は、友人のH君と二人で御茶ノ水へ遊びにいった。中学校の先生から「御茶ノ水は面白いよ。本屋さんがたくさんある。一度行ってごらん」と言われたのがきっかけだった。横浜から電車に揺られて1時間強、日曜日の朝9時すぎという恐ろしく早い時間にお茶の水駅に降り立った。
この時「東京を観光しよう」という目的もあったので、いきなり神田明神という渋いトコロを選択して向かっている。
この時、聖橋の上から親父から借りたカメラで撮影したのが下の写真(クリックすると大きな画像でご覧になれます)。
御茶ノ水橋(1978年)
(御茶ノ水橋 1978年)

そして32年後の画像はこちら。
御茶ノ水橋(2010年)
(御茶ノ水橋 2010年)

いつの間にやら東京の空は建物に侵食されていたんだなぁと、改めて驚かされる。
外堀川の右手にスタンドアローンで聳え立っていた順天堂大学のビルが今では肩身の狭い思いをしている。
そして両方の写真に現存しているもののひとつが、橋の遥か向こうにかすかに写っている後楽園遊園地(現東京ドームシティアトラクションズ)のスカイフラワーだ。

2~3年以内に撤去されるというウワサもある。
遊びにゆくなら今のうちだろう。

御茶ノ水研究会紀要 (2)-秋葉原方面の過去と今-」に続く

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