昭和44年の洋光台駅前映像

歴史の切れ端

またもやワケのわからないものを紹介。

まだ開発途中の洋光台駅前(ちなみに横浜市磯子区)の映像をYoutubeにUPしてみた。

洋光台駅が開業したのが昭和45(1970)年の3月、駅前の中央団地が1月から6月にかけて完成したそうだから、建設状況や子供たちの服装からして昭和44(1969)年冬の撮影で間違いないと思う。
撮影者は記録魔だった僕の親父。

そう、8秒目ぐらいから、こっちに駆けてくる子供が2人いる。左側の生意気そうなガキ(アッカンベーをしようとする瞬間に次のシーンになる)が、当時4歳の僕だ。

この時のことは、いまでも覚えている。当時武蔵小杉に住んでいた僕と姉は「或る日突然(by トワ・エ・モア 1969年)」、親父に連れられてここへやってきた。親父は「ここに引っ越すんだよ」という意味のことを言った。

新しい土地へのワクワク感とともに、何もないところにどうやって住むのだろう?と思ったのを覚えている。「よこはま」という街のイメージが、当時の僕にとっては「ブルーライト・ヨコハマ(by いしだあゆみ 1969年)」だったのも覚えている。

実際にはこの街に引っ越したのは昭和46年の3月だったから、この時からさらに1年間以上待たされたわけだ。

音楽史的にいえば(別にそう言わなくてもいいのだけれど)、Woodstockの熱狂の夏はすでに去っていた。
The Beatlesは「Abby Road」をリリースして最後の冬を越そうとしていた。
翌年の春からは大阪で万国博覧会が開かれる。
そんな時代の映像だ。

歴史の切れ端