Classic→酒→59喉
クラシック・ミュージックと混沌音楽(カオスミュージック)....
一日のうちに、人間はこの対極に位置する二つの音楽を楽しむことができるのか?というのが、日曜日のテーマ。結果として両方を楽しむことはできなかったけど、まあ味わうことはできた。
まずは上大岡の港南区民文化センター「ひまわりの郷」で行われた「横浜市民広間演奏会 40周年記念 リレーコンサート」。hitomi先生の妹さんの礒部友美(フルート・ピッコロ)さんと、次回のAcoustic Liveでピアノの演奏をお願いする山中麻衣子さんも出演する....だからというわけじゃないけど、たまにはクラシックのコンサートもいいかなと思い行ってみた。それにしても「ひまわりの郷」、先週のまつざき幸介さんのコンサートに続いて2週連続で来るとは思わなかったよ。
開演に遅れてホールにたどりつくと、入口に案内の人がいて、1曲目の演奏が終わるまで入場を制止させられる。クラシックのコンサートにおいては曲間になるまで、ホールに入れないんだな的な発見をする。
「どうぞお入り下さい」と言われホールへ。何も考えずに空席に着席したら、隣にあつしさんがいてビックリ。
さて、今日は16時から渋谷で友人と飲むことになっている。そのため移動時間を考えると、コンサートを楽しめるタイムリミットは14時55分。それまでにお目当ての友美=麻衣子コンビを見れるか、というのが一番気になるところだった。
秩序ある静けさの中でプログラムは進行してゆく。嬉しかったのは歌い手さんは忘れてしまったけど、シューベルトの「アヴェ、マリア」の歌唱があったこと。僕の家には昔からこの曲のレコード(ディズニー「ファンタジア(1940)」ストコフスキー版サウンドトラック)があって、子供の頃から姉や妹とともに好きな曲だった。厳密には宗教歌じゃないのだけど、姉の結婚式の際、知人の声楽家に歌ってもらったのをきっかけにして、僕の結婚式では知人のピアノの先生に歌ってもらい、妹もそれに続くというようになり、我が家では伝統の一曲と化している。
そして13時45分ごろ、友美(ピッコロ)=麻衣子(ピアノ)コンビが登場。おっ、お姉さんに似ているな。アメリカ人作曲の「何とか」ってアップテンポのリズミカルな曲を、二人で演奏する。友美さんのピッコロは高音を駆け巡り、麻衣子さんのノリノリのピアノがそれを受け止める。野球でいう遠投キャッチボールみたい。よっぽど息があわなきゃ難しそうな曲だった。演奏が終わるとちょうど14時55分。会場を飛び出す。
普段クラシックのコンサートなんか行かないもので、いくつかの発見をする。この「ひまわりの郷」の音響ってクラシック向けに作られているんだな、とか、お客さんの咳払いひとつなく、パンフレットをガサガサさせる人もいないマナーの高さがすげー、とか、何よりも驚いたのが、お客さんの拍手するときの手のポーズが違うこと。ほら、フツー拍手するときって、手のひらが対象、つまり左右の同じ指をぶつける形で拍手するじゃないですか。しかも結構の速さでパチパチやる。
ところがクラシックのお客さんは違うんだな。
手のひらと手のひらを直角にして、我々が普段拍手するスピードの半分ぐらいでポンポンやる。これを僕は「金正日風ブラボー拍手」と勝手に名づけた。
勝手に名づけておいて、渋谷へ向かい、知人と飲み、21時すぎに再び横浜へとリターン。
この日は、59喉が一年半ぶりにストリートに復帰、最初のギグを21時頃から伊勢佐木町で行うとのことだった。昼にクラシックを見て、夜に59喉を見れるとあれば、人間望むところだ。
横浜につくと時計はすでに22時すぎ。喉にメールを打ったら「もう終わりました。いま日ノ出町でファンと食事してます」とのこと。うーむ残念、それじゃあお茶でもしようということになり、日ノ出町のバーミヤンに入る。
喉によると伊勢佐木町のギグは7~8曲、横浜駅西口とは勝手が違うようだ。ただ「ゆず」の聖地だけあって、ストリートミュージシャン慣れしている人が多く、お小遣いは随分貰えたようだ。よかったね。
ギャラリーに見覚えのある人がいると思ったら、昨日僕とOver*を見に行ったイサオ君が見に来ていたらしい。音楽の話、世間話を終電までダベる。2日連続午前様。
さて、ここまででロック(25日)、演歌(28日)、J-POPとR&B(31日)、クラシックと混沌"カオス・ミュージック"(1日)...こうなりゃどんどん来い。明日はどっちだ?
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コメント一覧
音楽づけ、いいですね!
>あきなべさん
いざ行かん 雪見に転ぶところまで