機械には意思がある

管理人のたわごと

さて私の携帯。
機種変して2年になるが、過去に使用した7台の携帯の中でも最悪の産物だ。
動きが鬼のようにモサい。スペックを伴わないPCに新しいOSを入れた時のようだ。通話中に押してはいけないようなボタンが通話状態の際にホールドする手の位置にある。私が左利きということとは関係ない。バッテリーの減りが異常。ご自慢の液晶画面は炎天下では視認不可能。メールの送信システムが煩雑でバカっぽい。カメラの画像は最悪。システムの故障で2度も修理に出した。。。。
PCにはこだわるくせに、携帯には無頓着な私は「好きな色だから」というただそれだけの理由でコレを購入した自分を後悔していた。天下の●●から出ている携帯だから、ある程度の安心感や期待値があって購入したわけだが、ものの見事にそれを裏切ってくれた。

某評価サイトでは「過去最低」とか「我慢強くなる」「ひどい」と物凄い言われよう。そもそもこの携帯メーカーに関係のある会社に家内は勤めているのだ。にもかかわらず「このメーカーの携帯を使っている人、社内にいない」と言われる始末だった。

身内からも見放された産物を、「おーよしよし」と使用し続けるほどお人よしではない。
見切りをつけた私は、4Gに鞍替えすることを決意した。
4Gは液晶の見栄えもよく、ストレスなく動作することをショップで確認したばかりだったからだ。
現物を見て購入しようと思ったが、ご存知のとおりそれは無茶な話だった。
入荷はいつになるかわからないという。

そこで、とりあえず準備だけしておこうと、購入以来はじめて携帯のデータをPCにバックアップした。逆に言えば「バックアップする気も起こらない」携帯だったということだ。

そのわずか2時間後、携帯は壊れた。
なんだかヘンな画面が表示がされると思ったら全く見えなくなった。
まるでこちらの企みに気づいたかのような見事な壊れ方だった。

さらに恐ろしいことがある。
今日は支払日のために外出していたのだが、何とこの携帯、操作もしていないのに勝手に職場に向けて発信を繰り返していたのだ。
「ムネさんから電話だと思って取ると、ムネさんと誰か(不動産屋さん、携帯ショップの店員など)との会話だけが聞こえた。それが3度ほど続いた」とスタッフは言っていた。

4年前に亡くなった私の祖母は、典型的な明治の東北人だった。
子供の頃、柳田国男の「遠野物語」に出てくる妖怪などの話をよくしてくれた。
「モノには魂があるのよ」という話を聞かされた。

今回の出来事で機械には「意思」があることを感じた。
だけどその「意図」がよくわからないのだ。

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