Amazing Journey (1)

教室事件簿

「今年は会社でどこか行こうよ。一泊二日ぐらいでさぁ。箱根でも赤沢温泉でもどこでもいいよ」。
とスタッフに言ったのが3月の終わりぐらいだった。たまにはそんな旅行もいいかな、と思ったからだ。

スタッフ同士で行き先を決める、ということになった。

数日後にEmiセンセにこう言われた。
「行き先は東京ディズニーランド。ホテルはできればミラコスタがいいんですが....」と言われた。
その時の僕のリアクションは「えっ、そんな近場でいいの?」。
宿泊料金のことなど、何も理解していなかった。

というわけで「本当にそんなんでいいの?」という大いなる勘違い発言からこの旅行はスタートした。
そして、その発言から10分後には「夢の対価の凄さ」に仰天することになる。

考えてみれば通算で9年も頑張って働いてきた。
株式会社ミューズポート様も僕を含めた従業員に対して「功徳」をしてくれなきゃ、だ。
人様に音楽で夢を与えているわけなんだから、夢の世界で夢を見ても悪くはないだろう。
それに...広い宇宙の中で、今のメンバーが集まって仕事をしているわけだ。
このメンバーでディズニーランドへ行けるなんて、何て幸せな話だろう。
そんな理由で自分を得心させた。

そんなわけで「夢の世界へGO」だ。

【ホテル・ミラコスタ正面】
ミラコスタ正面
ミラコスタの正面玄関にサーッと乗り付ける。うーん快感!
僕は「道路渋滞にハマらずにディズニーランドへ行く方法」というのを知っている。その時に左折ポイントを間違えてこの門前でUターンしたことがある。なるほどこの先が「ミラコスタ」だったのかと、ようやく合点できた。

【ミラコスタの天井】
ミラコスタ天井
うーん、美しい!

【ダッシュしない人たち】
ダッシュしない人たち
「宿泊客は開園15分前に入場できる」というサービスのメリットを全く享受できていない証拠写真。
要するに、あっちこっちで記念写真を撮りながら「タワー・オブ・テラー」へとゆっくり歩いていっているウチに開園時間になってしまった、というわけ。
僕は「何でこの人たちはダッシュしているんだろうな?ああそうか、きっとジャニーズのタレントでも来ているというウワサが広まったんだろうな」というありえない想像をしながらシャッターを押していた。

【ミューポご一行様+次女】
ミューポご一行様
初めての「シー」にご機嫌なボスとご一行。
部屋割りの都合上、どうしても1名足りないので、自腹を切って次女を連れて行った。
以前、長女と二人で広島へ旅行に行ったことがある。次女にはそういう旅行をしてなかったので、いい機会だった。

【フランダーのフライングフィッシュコースターに興ずる方々】
フランダーのフライングフィッシュコースター
最後まで自分が乗ったアトラクションが何という名前なのか覚えられなかった。これもそのひとつ。「フランダー」というキャラクターが何の映画に出てきたキャラクターなのかも知らない。

【シーのスピーカー】
ディズニー・シーのスピーカー
場内を流れる各種BGMは、このようなスピーカーから出力されているようだ。音はとてもいい。商店街のBGMスピーカーとは大違いだ。
さすがはディズニー。「ファンタジア(1940)」世界初のステレオ技術を生み出しただけある。エリア毎にBGMが異なるのに、人間の移動速度にあわせて違和感なく制御している技術は凄いと思う。
ただ、このスピーカー、防錆防水には工夫していると思うけど、毎日のチェックは大変そうだ。

【ストーム・ライダーの建物】
ストームライダー
最も「美しい!」と思った建物がこれ。フリッツ・ヤングの映画「メトロポリス(1927)」から抜け出てきたような、レトロ・フューチャーなデザインがたまらない。

【トリトンズ・キングダム】
トリトンズ・キングダム
僕「何だい、こりゃあ。ミクロの世界かい?」
次女「お父さん、バカじゃないの。海の底の世界に決まってるじゃない。見てわかんないの」

【プルート...ではなくグーフィー】
グーフィー
「おっ、プルートだプルートだ」とグーフィーに対して大変失礼な言動を働いたのは私です。だって両方とも犬じゃん。

【ミラコスタの客室】
ミラコスタ
途中で一旦、ミラコスタに引き返してチェックインする。センセ方3名、僕と次女2名で合計2部屋。
普段は安宿を探して旅をする人間だ。ふすま一枚隔ててとなりのオッサンのいびきが聞こえてくるような宿に泊まったことだってある。
だからこの豪奢な部屋を見た際には、ひたすら恐縮してしまった。自分が宿泊するには10年ぐらい早いんじゃないかと思った。

【アメニティ】
ミラコスタのアメニティ
hitomiセンセ撮影。もちろん僕も全部お持ち帰りした。

【夜のハードスケジュール】

19時45分からのファストパスで「インディー・ジョーンズ」。猛ダッシュでホテルへと戻り、20時から始まるショーを部屋から鑑賞(ここがポイント)。
そして20時30分、ホテル前の噴水で花火を鑑賞....もうクタクタである。

そんなわけで、最初の夜が更けていった。
明日からはタダちゃんも合流し、ランドでの1日となる。

こんなことを思った。
ここまで来るのに9年かかったけど、ディズニーリゾートがお客さんからの支持を集めているのと一緒だと思う。
我々も生徒さんから支持を得なければ、ここに行けることなどなかった。
そしてスタッフの日々のベスト・エフォートがなくても、ここに行けることなどなかった。
もちろん、社会に後ろ指を指されるような行いをしていても、ここに行けることもなかったはずだ。

ありとあらゆる人に対して、感謝感激雨あられです< (_ _)>

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