史上最低のカラオケ「ムダカラ Vol.2」を主催した話

ライブレポ

たった25人の参加者でムダに豪華な施設をお借りして行うカラオケ。楽屋も弁当もなければ受付もいない。もちろん審査員なんかもいない。あるのはご「歌」そのものだけ...という史上最低のカラオケイベント「ムダカラ」を今年もやってしまいました。
ムダカラ Vol.02
(本番前にステージの広さを体感する人たち)

演歌偽装あり、猫耳あり、ティナ・ターナーあり、握手男あり、初恋あり、仕事帰りあり、隠れキリシタンあり、オペラ座あり、通天閣あり、女は海あり、ナディアあり、という具合で、25組プラス飛び入り参加2組の合計27曲が歌われたわけです。
わずか2時間ちょっとでしたが何でもありの濃い時間でした。
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(カメラマンは客席階段の上から下まで上り下り。司会用のマイクをワイヤレスにしてもらったお蔭で俄然動きやすくなりました)

なんだろう、これって。
イベントって回数を重ねるうちにノウハウが蓄積されて、マニュアルが整備されて、だんだんソツが無くなってしまうんです。どうもそうなるとキッチリ枠に収まりすぎてしまうきらいがある。もちろんそれはそれで大切なんですが「ムダカラ」独特のグダグダ感は、これはこれでたまらないんです。
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(それなりに客席が埋まっているようにも見えるからあら不思議)

多分その理由の一つは「最低」という所を狙っているからなんでしょう。「最低」って考え方によったら最強ですからね。もはや他の追随を許しません。もうひとは撮影と司会と進行を僕一人で回しているというのもあります。ギリギリ手一杯になるかならないかは経験値でしょう。何とかなってしまう9分目ぐらいの目分量...参加人数とか時間とか間とか手抜きさ加減とか、いまそういうのがバランスとれている所にいるわけです。そういうヤツと参加者の皆さんの「温かいまなざし」みたいなものがいい感じで交じりあってるから、凄くいい感じになるんだと思います。
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(横浜最強の音響集団「クリエイト」の方々)

今回は一人の欠席者もなかったんですが、それでも意外と時間が巻いてしまい、2組ぐらい余裕で歌える時間ができてしまったのです。そこで急きょ飛び入り参加枠を設けて2組の方々が参加して頂きました。
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(最後に記念撮影)

なんかこういう時間にあわせた進行をこなせるのも、前回より自分が慣れたからかなぁ~と思ったりします。
一方で、まだまだ色々申し訳ない点はあるんだと思います。でも皆さんに温かい目で見て頂いているからほーんとそれは助かっているんです。
「面白いイベントをありがとうございました!」って言ってもらえて嬉しかったです。

改めてこういう仕事やっててよかった!って思える一日でした。ハイ。

ライブレポ