長野県大町あたり

ぶうらぶら

漠然と「長野に行こう」というだけで旅に出ました。
気がつくと、そこは長野県大町市。黒部アルペンルートの長野側の入口です。

【桜】


ちょうど大町では桜が満開でした。北アルプスをバックにした桜は、そりゃあもう美しいものでした。

市立大町山岳博物館


ここへ来たのは16年ぶりです。日本の登山史や北アルプスの自然を学べる博物館です。登山なんて滅多にやらないクセに日本の登山史(厳密には山岳遭難史)の本を読むのが好きでして、ここではレアものの記録映画「雪の立山・針ノ木越え(大正12年撮影)」が見れるのがポイントです。こんな時代に厳寒の針ノ木峠を踏破しながらフィルム撮影をやったのは驚きです。
画像は登山服の変遷を紹介したコーナー。
左から2番目の大正時代の登山服なんか脚絆に草鞋ばきですよ。夏山でも悪天候になったらヤバいです。実際、この装備で遭難した事件がありましたから。

【雪形:爺ヶ岳「南の種まき爺さん」】

雪解けとともに山に浮き出てくる岩肌、あるいは残雪の形に地域独自のネーミングをしたものを「雪形」と言います。博物館の展望台からは実際の北アルプスの景観とともにそれが解説つきで楽しめました。これは爺ヶ岳に浮き出た「南の種まき爺さん」...ってどこが種まき爺さんに見えるのかさっぱりわかりませんが....こういう雪形の出現時期が時には農作業の開始時期になるんだそうです。こういう自然と人間の関係は何だか粋ですね。

【信濃大町駅前通り商店街】

旅も終わろうとしている夕方の17時。今からどこへ行こうというあてもなく、かといって帰りを急いでわざわざ大渋滞の中央高速に突っ込んでゆくつもりもありません。まあこの町で夜までゆっくりして、ある程度渋滞が解消されるタイミングを見計らって帰ろうやと決め込み、ただ商店街をぶらぶら。連休のせいか、元々閑散(失礼!)としているのかはわかりませんが、大半の商店はシャッターを閉めている状態。そんな中で、ぶらぶらしたわけです。

【大町ホテル 松葉屋旅館】


そんな商店街にあったホテル。大正時代の建物らしい。この町が北アルプス登山の一大拠点だった時代には、登山客で賑わったのでしょう。丸屋根はトタン吹きになっているし、窓枠も防寒の問題からかアルミサッシになっており、1階のエントランスなどもかなり手が加えられているため、往年の雰囲気とはかなり違うとは思うけど、商店街のランドマーク的な存在感はありました。

【マネキン】

子供の頃、TV実写版の「悪魔くん」で真夜中にマネキン人形が襲ってくるという話がありました(タイトルは「首人形」。動画を見たい人はコチラ。ただし心臓が悪い人は要注意です)。これが怖いのなんのって、かなり長い間、トラウマとなっていました。現在はこうやって画像を撮影できるほど克服できるようになりました。あっ、大町とは全然関係ない話ですね。

【日立のお店】

そういえばこのロゴマークも見なくなりました。マークの左側をよく見ると、すっかりモノトーンになった鳥キャラの「ボンバ君」が。

【俵屋飯店】

これも商店街のお店。長距離運転前の腹ごしらえ。「餃子が美味しい」という評判に惹かれて行ってみました。小さなお店なんですが、我々が入店した18時30分頃からあれよあれよという間にお客さんが増え、あっという間に1階席も2階席も満員となってしまいました。「オーダーが間に合わない」という理由からお店入口の「営業中」の札が「準備中」へとひっくり返され、そんな中で出てきた餃子には感動しました。普通の餃子は野菜とお肉が適度に入り交ざっているわけですが、この餃子はかなりの比率で肉がぎっしり。しかも通常の1.5倍はあろうかというボリューム。餃子定食というのがありまして、餃子とライスだけの組み合わせ。つまりこのお店ではメインディッシュとしても餃子が食べれるわけです。また、いつか食べに行こうと思える味でした。
ところが肝心の餃子が撮影できていません。
というわけで、下記のサイトを参照願います。
ついついあちこちニュースさん→【大きい!美味しい!評判の餃子】大町市仁科町「俵屋飯店」
「食べログ」→俵屋飯店

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