3日間で3つのライブをみた話

ライブレポ

(備忘録的なライブレポ)

【10月26日(金)】

17時30分:会計事務所
決算報告を受ける。通信簿をもらう子供と同じ気分となる。とりあえずは今年もセーフだ!
これもひとえに皆様のおかげです< (_ _)>

18時50分:ミューズポート
決算資料を整理したのち、日曜日にバンマスに提出する「Winter Live 2012」の楽譜資料のチェック。
今回は初の「全資料デジタル化」に挑戦。果たしてうまくゆくか....

19時30分:上大岡アメリカングラフィティ
ヌッキー竜氏と合流。ハコバンであるビートルズのカバーバンド「ミーツルズ」のライブ。
明日はここで主催イベント。今日は楽しむ側。

20時30分:KAMIOぶっちぎり酒場
竜氏と熱く音楽談義。「形あるものは崩せるけど、もともと形のないものは崩せない」なんていう深イィー話となる。
これって音楽に限らすすべての事象の真理だろう。

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【10月27日(土)】

16時10分:ミューズポート
出演者集合。しぃさんから最後のジャムセッションで歌う予定の「Hey Jude」を一緒に歌って下さいと言われる。「まじすか!」と言いつつ大変光栄です。

16時50分:上大岡アメリカングラフィティ
リハ開始。本日の音響は上々で弦がとても映えている。
それと、今回は「ジー」というノイズが出てないなぁ~と思ったら、店内にギラギラ輝いていたネオン管の多くを切ってくれた模様。
やはりノイズはネオン管だったかと納得。

18時30分:上大岡アメリカングラフィティ
定期ライブ「Vol.5 -音楽時計は羊色の時間を刻む-」開演。
トップバッターは栞さん

竜氏が「ムネさん、栞さんってこのハコ似合うねぇ~」と言う。
全くそのとおりだ。宝箱をひっくり返したかのような色とりどりの音楽が散りばめられた栞さんの音楽が、このハコにはよく似合っていると思う。
そしておそろいのチェックの服もハコの雰囲気に似合っていた。ああそうか、今日は僕もチェックだった。
くりっちとしぃさん、そして二人の音楽が持つ羊毛のような空気感が会場を包み込んでいった。
そうそう、しぃさん、会場においで頂いたお客様に「ハロウィン」ってことで、クッキーをプレゼント。
この心遣いは男にはできないなぁ~と感心する。

お次はそんな「男」な二人の登場。

19時25分:上大岡アメリカングラフィティ
ヌッキー竜 with ラージ飯島

今や「音楽友達」それ以上の関係となってしまった(笑)ヌッキー竜氏とラージ飯島氏。息のあったプレイが展開される。たとえ長渕を知らない人や音楽を聞いたことのない人でも、この人たちのステージを見ればある種の感銘を受けるはずだ。それは永年にわたって長渕をじっくり聞きこんで表現し続けて音楽経験の重みに他ならない。

20時15分:上大岡アメリカングラフィティ
フリーセッション「HELP!」「Hey Jude」

以前、栞さんから「The beatlesを2曲やりましょう!」というご提案があり「HELP!」のキーボードを担当させて頂く。
「えっ、HELP!にキーボードあったっけ?」というそこのアナタは正解です。
栞さんやヌッキー竜氏と共演させて頂いたのはこれが初めてだったし、「ない音を作る」っていうことを含めてとても勉強になりました。ハイ。

最後は「Hey Jude」の「Da Da Da」の大合唱。いやあ、盛り上がりましたねぇ~楽しかったです。

かくしてイベントは無事終了しました。
おいで頂いた皆様、American Grafittiのスタッフの皆さん、参加して頂いた皆さん、本当にお疲れ様でしたっ!

22時50分:ぶっちぎり酒場上大岡店
昨日に引き続き「ぶっちぎり」に移動して2次会。
メンバーは栞さん、竜氏、hitomiセンセ、Noriセンセ、そして栞さんのファンのAさんと僕というメンバー。
このAさんという方が、僕と同世代では珍しいThe Whoのファンということで意気投合。太いに盛り上がってしまいました。
Pete Townshendのデモ音源集「Scoop」の話ができる方なんて、生まれて初めてでした。ハイ。
「ぶっちぎり」は値段も安いし美味しいしで、最高!

1時:帰宅
2時:WEB上にアルバムUP。
4時:もろもろの「細かい」後処理をした上で就寝。
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【10月29日(日)】
11時:起床
12時:ミューズポート
バンマスのチャーリーズミュージックの野呂さんと「Winter Live 2012」の打ち合わせ開始。
一曲一曲、楽譜とにらめっこしながら、生徒さんの要望(キーチェンジやエンディングなど)を反映するようにすりあわせ。
ミュージシャンが理解しやすい言い回しなどに表現を変えながら「演奏依頼書」を書き換えてゆく。
今回は初めてすべての資料の完全デジタル化というのに挑戦する。楽譜はすべてPDFファイルにしてお渡しする。
効率がいいかどうかの効果に関しては、本番でミュージシャンのからのヒヤリングが必要だろう。

15時50分:hitomiセンセ到着。

16時15分:打ち合わせ終了したので、野呂さんと別れて東京へと出発。
今日は21時20分からKAKEL氏率いるWill/ingのライブが神楽坂である予定。時間に余裕もあるのでhitomiセンセと御茶ノ水デート。

17時51分:東京駅丸の内口

うーん、美しい!hitomiセンセはキャーキャー喜ぶ。

18時20分:神保町「ブンケンロックサイド
ここは中古楽譜、音楽雑誌、サブカル系書籍の専門店。必ず寄る店。本日の収穫はこれ。

1:ジョン&アラン・ロマックス親子著「Best Loved American Folk Songs (1947)」
2:田川水泡著「蛸の八ちゃん(昭和10年単行本の復刻版)」
どちらもかなりレア(多分)。

19時:下倉楽器
閉店直前のお店に駆け込んだら、ラッキーにもいつもお世話になっている店員のカンちゃんにばったり。
Cスタ用のマイクスタンドを購入。お目当てのK&Mがなかったため、いつもの安いモノを購入。

19時10分:キッチンカロリー
自分の担当生徒さんの晴れの東京進出を見届けたいというhitomiセンセの気持ちに応えて、カロリー焼きをご馳走。学生時代から行っていたお店で、史上最高に好きな食事のひとつ。
別にカロリー焼きをエサにhitomiセンセに御茶ノ水をつきあわせちゃった、というわけではありませぬ。ハイ。

19時50分:ジャニス
これまた学生時代からあるお店。当時はメインがレンタルレコード店で、スタイルカウンシルのマキシシングルが都内でいち早くレンタルできたお店だった。
今は中古CDショップがメイン(いや違うか?)、キッチンカロリーから近距離にある。
ディランの1975年ライブに心惹かれるが、すでに本2冊買ったので我慢する。いい加減我慢することを覚えようと自分に誓う。
この誓いはとてももろいものではあるが、
そろそろ神楽坂方面へ移動することにする。

20時10分:しろくま生花店(牛込柳町)
神楽坂に行く途中で、元ブリーフ&トランクス細根誠が、近くで生花店をやっているのを思い出したので、寄ってみる。
自分という人間は人の顔と名前がなかなか覚えられないのに、こういうどうでもいいデータだけはしっかり記憶している。神楽坂に近づいただけで頭の中からアウトプットされるのだから不思議でならない。
人間の記憶回路には得手不得手があるのかもしれない。

20時30分:神楽坂ジョナサン
まだライブまで時間があるので、神楽坂ジョナサンで一服する。
なぜか「音楽のボキャブラリーを広げるにはどうしたらいいか?」という話になる。

21時20分:神楽坂EXPLOSION

Will/ing初の東京ライブ。しかも伝説のハコEXPLOSION。
彼らにとっては「アウェイ」でのライブなんだろう。前日にKAKEL氏に会った際も緊張感が伝わってきた。
そういう空気の中でのステージがスタート。いきなりトリというポジションでベストを尽くそうとする意気込みと気合と熱気がヒシヒシと伝わってきた。
一番アグレッシヴなWill/ingをみることができた。
それにしてもEXPLOSIONのお客さんって温かい。もう一緒になって盛り上がって狂乱状態。むしろ横浜から応援に駆け付けた組の方が入れなかったかも(笑)

「温かい」といえば、こんな話もある。
Willingの直前に出演していたNavy Claymoreのメンバーとお話しした。実は彼らはメンバーの大半が京都出身というバンドで、東京でのライブはこれが初めてだった。関西の人って「東京の人は冷たくて、東京は怖いところ」と思っているから、このハコのお客さんの温かさに感激していた。

とてもいい音だったので僕も一枚購入&「帰りは新東名の方がぜんぜん楽ですよ」なんてお話しをする。

22時43分
大雨の中、首都高に乗る。

都心は重く雲が垂れ込めて、東京タワーの上部も雲に覆われていた。

23時40分
帰宅。死ぬ。
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【10月30日(月)】
12時30分:銀行
決算の結果を受けて、税金を支払いに行く。
現実に引き戻された気分となる。

ライブレポ