ベッシー・スミス(Bessie Smith)

上大岡的音楽生活

YoutubeがGoogleに買収されてバンザイ記念とすべきか、残念記念とすべきかはともかく.....僕の風邪復活記念とすべきかはともかく......

地球は相変わらず廻っているようだし、北朝鮮は相変わらず一触即発なようだし、この貫禄のあるオバちゃんは永遠の歌声を響かせながら、相変わらずベッシー・スミス(Bessie Smith)と呼ばれている。

レコードの針を飛ばしかねないド迫力な声量、しかしその歌声は情感に満ち溢れている。たとえ酒場の片隅で歌っていたとしても.....彼女ならば、フロアにいる男女を酔わせてしまうだろう。
彼女の歌声にはそれだけの存在感があった。1937年9月26日、ミシシッピー州において運転していた車が横転し、数時間後に死亡した。黒人であったため、白人専用の病院をたらい回しにされて亡くなったとする説があるが、これは単なるウワサだとする説もあり、真相は定かではない。

「ブルースの皇后(The Empress of Blues)」と呼ばれたベッシーは、ブルースのみならず様々なジャンルのシンガーに影響を与えた。ビリー・ホリデイ、ダイナ・ワシントン、マヘリア・ジャクソン、ニナ・シモン、ジャニス・ジョプリン....そして今でも彼女をリスペクトするシンガーは多い。

この映像は1929(昭和4)年にパラマウント映画が製作した黒人向け短編映画「セント・ルイス・ブルース」からのもの。ここでのベッシーは男にとって「ヒモ」でしかなかったようだ。
これは彼女の現存する唯一の映像といわれている。

彼女の歌声をもっと聞きたい方はコチラ

こういう貴重な映像がYoutubeでいつまで見れるのかはわからない。動くベッシーがこのようにホイホイ見れるなんて、20年前には想像だにしなかったよ。

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