社会科見学(競艇編)
平和島競艇【へいわじまきょうてい】
モーターボートによるレースの観戦をするとともに、馬券ならぬ舟券を購入できる場所。「夢」とか「希望」のアヤシゲなオーラに満ち溢れた場所でもある。かつて、ここに競艇場を作ったオカタもアヤシゲなオーラに満ち溢れた方だったが、これ以上のことは恐ろしくて僕の口からは言えない。
予想屋【よそうや】
競艇主催者の許可を得て、競艇場内にでレースの予想をしている人。100円を渡すと、次のレースで勝つと予想される艇番が書かれたメモを"ササッと"くれる。なぜ"ササッと"くれるのかはわからない。予想屋によってクセがあり、手堅い予想をする人や、大穴を予想する人などまちまちであるらしい。まちまちであるということは、それがあくまでも「予想」に過ぎないということを意味している。
予想屋フォント【よそうやふぉんと】
命名者はspiduction66。
昭和20年代~30年代にデザインされたとしか考えられない独自のフォント・デザイン。
最前線のフリーフォントとして、デザイナーの方にぜひ製作をお願いしたいところ。
ボート【ぼーと】
レースに使われる舟。とりつけるエンジンの仕様は同一で、どの舟にどのエンジンをとりつけるかは抽選で決めるらしい。選手は整備の責任を持っており、その腕も問われるらしい。そして競艇マニアはさりげない航行状態やエンジン音でボートの調子を聞き分けられるらしい。
舟券【ふなけん】
馬券といっしょ。一枚100円から購入できる。
手堅く買おうとすると、番狂わせでハズれる。では大穴を狙おうとすると、下馬評どおりの展開となってハズれる。どうもそういう性格のものらしい。
なお、これはアニキの舟券だが、4-5が的中している。倍率は3.7倍だったので、配当は\1,480とのこと。
観戦スタンド【かんせんすたんど】
冬は寒そうなオープン席もあるし、ガラス張りのモニタつき指定席もある。でも一番ベストの観戦ポイントは水しぶきがかかりそうなコースのまん前で、柵につかまりながら怒声をあげることのようだ。
観客の怒声【かんきゃくのどせい】
「オラオラオラ行け!」「何やってんだ1番、バカヤロウ」「エンジンいいぞ、エンジン」「逃げろよ!コノヤロウ」
レース【れーす】
競艇は「ヨーイ・ドン」というゼロスタートではなく、あらかじめ各艇が助走をし、一定の時間の間に一定のスタートラインを通過することで成立するらしい。血わき肉おどる瞬間といえる。エンジン音が相当にうるさい。「周囲の住民はうるさくてたまらないだろうね」とアニキに聞いたら、「でも競艇ファンはこの周辺のマンションに住みたがっているんですよ」。
夢の跡【ゆめのあと】
アニキ「なあに、つまらない映画を見に行って、ハズしたことを思えば、コッチの方が全然楽しいでしょう」。
今回の出席者【こんかいのしゅっせきしゃ】
アニキ・チハルちゃん・You君・そしていささか風邪気味の僕でした。
ディスカッション
コメント一覧
臨場感伝わってきました。
ところで戦績はどうだったのでしょう。
>すみくん。さん
最後の写真がまさに僕の心象風景といえるでしょう。
参加してくださった皆様、ありがとうございました。。
今回は行きにしか通りませんでしたが、夢破れた後、平和島、あるいは大森駅周辺の飲み屋にて、「反省会」という名の飲み会を行なうのが、競艇ファンの正しい(??)夜の過ごし方であります。もちろん、それは「あぶく銭¥」という名の一攫千金を果たした者が、責任として敗者に施すのが宿命かと思われます(笑)
競艇は、命の次に大事な金が絡むからこそ、観客は選手の実力を老若男女(競艇には女子選手が存在し、男子と一緒に走ります)の分け隔てなく、公正に評価・判断します。それがオッズ(賭けの倍率)であり、そこにあるのは「実力」の2文字のみ。こんな世界はおそらく他にはないでしょう。
それに選手はレースの賞金で生活しています。自身の生活のために、勝たねばならないのです。だからこそ、彼らは真剣にレースを走るのです。その真剣さが、激しいレースを生み出します。だから観ていて面白いと僕は思うのです。
そのついでに、ちょこっと余った小銭を賭けて、よもやのラッキーを楽しめばいいのです。。それが「あぶく銭¥」の正体。儲けようなんて考える方が、おかど違いかも知れません。
また機会があれば、観戦に行きたいと思います。…そうですね、今度は本物の競艇用ボートの試乗会なんてのも、どうでしょう?(たまにやってます)
よーし、じっくり時間をかけて、競艇ファンを増やすぞぉ~(笑)
>アニキ
国会議事堂見学前にこのような見学の機会を与えてくれてありがとう。人間「儲けよう」と思うと儲からないということ、そして「金は天下の廻りもの」。この永遠普遍の原理が確認できただけでも拾いモノでしょう。