天下一品 五条桂店の謎

ぶうらぶら,雑食

てんかいっぴん ごじょうかつらてん【天下一品 五条桂店】
天下一品 五条桂坂店
天下一品は京都の北白川に本店があり、全国展開するラーメンチェーン。
「天一」の名前で親しまれている。東京にも20店舗、神奈川にも4店舗あるから、あの「こってりラーメン」のインパクトに驚いた経験のある人も多いと思う。
僕は1994年頃白梅町店に入ったのが最初だったけど、その超弩級のこってりさ加減に強烈なショックを受けて以来のファンだ。

さて、我が家の「食」に関する謎に....
「関東で天一の"こってりラーメン"を食べても、スープは残すし、翌日まで食べたいとは思わない。
だけど天一の五条桂店の"こってりラーメン"はまるまる平らげられるし、明日も食べたいと思う。なぜだろう?」

五条桂店はカミさんの実家のすぐ近所で、昔から天一の店舗の中では一番通っているお店だ。
ネットでは「天一全店舗の中でも一番美味しい」あるいは「北白川本店に次ぐ美味しさ」と、よく囁かれているお店でもある。

そもそも天一のようなチェーン店(直営やフランチャイズを含む)では、セントラルキッチンと呼ばれる工場でスープや麺が作られているわけだから、全国統一して同じ味と考えるのがフツーだが、そうは問屋が卸さない。そしてそこがラーメンという食材の面白いところでもある。とりわけ直営ではなくフランチャイズやボランタリー店に言えることだけど、各店舗ごとにスープに味付けや濃度の調整をしており、麺のゆで方にも差が生まれている。それが目に見える、いや舌に感じる位の歴然とした差となっている。

中には「チェーン店なのに味の差があるのはとんでもない」と非難する人もいるけども、天一のファンはそういう所を超越して、「あの店が美味しい」という情報を交換しあっているのが実情だ。

そんな五条桂店に、今回も食べに行く。

関東の天一に比べると、若干だけどスープがあっさりしており、目に見えて関東ほどの酸味がない。すっぱくない。
どうもこのあたりが我々家族にとっては曲者のようで、これが五条桂坂店へとリピートしてしまう理由のようだ。
ご店主に、単刀直入にその理由を尋ねてみた。すると....
「おそらく関東のお店は関東風に味付けしているんじゃないでしょうか?」

いやいや、それだけではあるまい。
まだまだ謎は続く。

天下一品五条桂店 : 京都市西京区御陵溝浦町3

2022年追記
五条桂店は記事を書いた当時とオーナーチェンジし(おそらく直営か)、「天下一品 五条桂店 Reboot」として生まれ変わっています。

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