Spring Live 2016
リハの途中でビルの裏側に行ったら、またいつものあいつがいました。
(いつものあいつ)
みれば5か月間お目にかかっていない間に体が弱っているようです。
いつもであれば「にゃあ」と言って愛想を振りまくのですが、それも面倒そうだし。
踏み出す一歩一歩の脚がガクガク震えている。
「こりゃあ、いつまでお目にかかれるかわからんな」と思いながら、再び会場に戻りました。
さて、猫との出会いも一瞬ですが、音楽との出会いも一瞬...ずいぶん無茶苦茶な紐つけをしてますが...そんな一瞬一瞬の音楽を楽しむ「Spring Live 2016」が無事終わりました。
相変わらず多種多様な「音楽の坩堝」というやつでした。後輩君はジャスティンで決めてくれたし、むっちゃん1は笑顔になってきたし、仙人が「悪魔」やっちゃうし、キングゲイナーは思いっきりオーバーヒートしたのが面白かったし、「お孫さんがいる世代がユーミンを歌うようになった」ことに感無量となりながらも手堅くて、純粋でSimpleなことに心を動かされ、歌にも衣装にも魅せられて、フレッシュでキラキラな気分となり、グリグリメガネでヒートアップして、成長著しい彼女に感動し、難曲だと思いきや歌いこなした彼女すげー、ヒロインを決めてくれてくれたヒーロー、温かい気持ちに涙したJupiter、岩沢は神がじんわりと伝わってきて、大人の女になったあやのちゃんカッコええ、実にいいフォークデュオ誕生の瞬間を目の当たりにし、マンガ「小さな恋の物語」を久しぶりに読んだ気分となり、何だこやつの出す強烈な空気感は???となり、院長先生の一曲集中のハイトーンにインパクトを受け、弾き語りって何でも自分の音楽にできるから素晴らしいと思い、物凄い心温まる空気を作ってしまった彼女に驚き、「えっ、なんてこんないい曲35年も封印していたの?」と驚き、改めて曲の良さに気付かせてくれたチューリップ、成長著しくてキュートな雰囲気まで出ていたけど「髭」、長く曲がりくねった道の人生が歌に出ていたので深みを感じ、バンドサウンドとボーカルのカッコ良すぎるコラボに引き付けられ、まだ若いのにバンドを引っ張る力に驚いたし、「かっこいいおねいさん1」は安定のステージ、「かっこいいおねいさん2」は迫力のステージ、いつもはバラード系だけどこういうロック系も似合っているじゃんと思い、まるで愛し合う二人のようだったケミスト、むっちゃん2はもっと笑顔が増えて盛り上がり、手堅くガッチリと会場を集中させた奏、今までの彼女でベストステージじゃんラルク似合うなと思い、いつもと違う選曲でかわいいオーラを感じられた無敵さん、イベントの最後が近づいている予感の雨を会場に降らせたのはさすがだと思い、秦の始皇帝まで登場したんだけどシュールな所も狙ってきたねこまたぎさんの演出のツボが面白くてイベントのラストを飾ってくれたことに感謝し.....そんな一日でした。
さて、いきなり大きな話になってしまいますが、人と人をつなぐものって色々あるわけですが、会社とか自分のいるコミュニティとか地位などといった「日常」と関係なく人と人をつなぐもがあるとすれば、「音楽」は間違いなくそこに入ると思うんです。
昨日は音楽そのものへの感動や涙や喜びを見た一日ではありましたが、その深い所に、純粋に「音楽」を媒介としてつながった人同士の優しさや思いやりや寛容を見れたことが何よりでした。主催者としてこんな冥利に尽きる素晴らしいことはないと思います。
最後にお越し頂いた皆様、ありがとうございました。そして出演された皆さん、お手伝い頂いた皆さん、ミュージシャンの皆さん、PAさん、お店のスタッフの皆さん、そして駐車場の猫さんに至るまで、この場を借りて厚く御礼申し上げます。
ディスカッション
コメント一覧
ただ、楽しいことを一生懸命楽しむ、けっこう大人になるとこの行為が出来ない人が多くなるような気がします。自分の二倍程になる年齢の方も皆楽しむために、歌えるかな?と思いながら楽しむためにに未踏の音楽へ挑戦するという姿勢素晴らしい。音楽なんて山とちがってTシャツ一枚で挑戦しても死ぬことはないので、とりあえず登っちゃえ下山出来なければそれでよし。ステージの上で凍死しちゃったよよってのも、貴重な経験だなぁと思います。
Kenmou君
全くおっしゃる通りです。たまたま昨日だかニュースで見たんですが、70代の方が人生の何を後悔されているかといえば「挑戦しなかったこと」なんだそうです。僕も含めて年を取るにつれてだんだん冒険をしなくなる中で、挑戦されたことで、あの場所にいる様々な方が心打たれたと思います。
そう、我々は誰でもステージの上よりもずっと日々修羅場を生きていると思います。それに比べれば、ですね(⌒∇⌒)