ライブに来れば当然ライブがあるのだ(Acoustic Style 1st)
「Acoustic Style 2006」が無事終了した。出演された生徒の皆さん、お疲れさまでした。
ギター演奏の59喉、ピアノ演奏の菊池まゆ子さん、ブルームーンの皆さん、ありがとうございました。
今回のライブは今までの生バンドをバックにしたライブとは違っていた。アコーステイックギターやピアノをバックに歌うというシンプルなスタイルのうえ、一人で二~四曲歌える形にし、参加人数を限定した。そのうえ、はじめて入場料を頂くという形にした。つまりこれって....「ジョイントライブ」なのだ。
参加する生徒さんにとって、これらはすべて相当なプレッシャー要因となったようだ。
今までの発表会では見られないほど、自己練習の時間が費やされた。そして本番当日、百戦錬磨とも言える人ですら、緊張しまくっていたのだ。
「この緊張感こそ、僕が狙っていたものです」。と言い切ったら嘘になるけど、皆さんにとてもよい経験になったのじゃないかと思った。
これはゆっちぃのmixiにも書いたことだけど、発表会とかライブとかっていうものは、
1:歌がうまくなる
2:歌を通して自分というものを表現できるようになる
3:アーティステイックに自分を演出してゆく
1~3の繰り返しだと思うよ。
きっと今回の発表会は、参加者に新たな課題を作ってくれたと思う。そして僕にもね。
ゆっちぃ
いつになくしっとりとしたドレスで決めてくれたね。椅子をけっ倒して、観客に水をぶっかけるパフォーマンスが最高だったよ。ゆっちぃのステージトークは、ああゆう挑発的なのが好き。いきなり登場して、言いたい事だけ言って去る...みたいなね。歌には自分で不満があったようだけど、最初の試みにしてはよく出ていたと思ったよ。それ以上に自分をよく出していたと思う。
マコト
ゆっちぃの後という難しい役をクールによくぞこなしてくれたね。「かえってやりやすかった」、何て言っていたから大したもんだ。ウン。作品の方は日頃教室で作曲活動をしている成果が出てきていると思ったよ。それと普段ギターのコード進行しか聞いていないので、ようやくキミの音楽の像が見えました。
キタさん
静かなる大岩の大役、ありがとうございました。本当は橋も架けたかったのですが、今回は無理でしたね(w
ヘヴィメタがバックグラウンドにあって、逆説的に生まれてくる爽快感がたまりませんでした。あと音声モニターありがとうございました。
アニキ
ハプニングがあっても上手にステージトークでつないでしまうところに感心したよ。流石ですね。ステージは今までの中ではベストではないか?と思いながら聞いていた。音楽がとてもアニキにあっていた...ということかな。
それと荷物の運搬もありがとう。本当に助かりました(だけど今日はアレを一人でやんなきゃいけないんだよね)。
マコツ
どんどんピアノの弾き語りが上達しているね。そのことにとても感心していた。マコツの音楽や人生に真剣に取り組む姿勢が、歌声にとてもよく出ていた。今回僕はピアノが間に合わなくてあきらめたけど、脳裏にキミがピアノを練習している姿が、なぜか浮かんでいたよ。
ちゃっきぃさん
ステージトークも歌声も安定していました。とりわけ59喉とharuさんとの一曲目のコラボ.....緊張しきった一本の糸のような、隙のない真剣勝負は見ていて寒気がしました。あれを完成させるのに、大変練習していたことを知っていましたからね。頼もしい「おねいさん」役、これからもよろしくです!
マサトシさん
体調不良にもかかわらず、凄いレベルでしたよ。ググーッと観客をひきつけていたし、僕はファインダーの向こう側でこっそり口づさんでいましたからね。しっとりとオトナのステージを見せてくれてありがとうございました。それと白スーツはもはや定番ですね!
59喉
今回のライブは参加された生徒さん全員の発表会でもあったけど、これはまた君自身のライブでもあったと思う。そして君自身の長い戦いでもあったと思う(わかるよね?この意味)。ギターの演奏と司会をありがとう。
そして、今回のライブの全てを象徴する素晴らしいステージングを最後にありがとう。感動したよ。
これ以上に語れる言葉がないよ。
ディスカッション
コメント一覧
下手なアマチュアバンドの集うライブハウスのブッキングよりも、緊張感のある充実したライブだったと思います。
全員素晴らしかった。
なんて書くと薄くなるので、次回は更なる高みを期待致します。
好き勝手やらせて貰って皆様御免なさい。
その分、また新たな刺激を皆様に与えられたら幸いです。
色々なモノを吸収させて頂きました。
>59喉
皆さん「とても勉強になった」と言っていた。
それが何よりの成果だと思うし、やってよかったと思ったよ。主催者としていろいろ不手際はあったけど、あれだけ皆さんのいいステージを見せてもらえたので、僕はとても満足。
これがカネになるかならないかは別として
死ぬまで「うたうたい」でいたいと本当に思いました。
歌うことで人の心を動かしたいとも。
おこがましいけど、本当にあのライブで思っていたことが確信に変わりました。
まだまだ努力が足りないけど、何とか時間を作ってたくさんの
音楽と、人々の気持ちと、自然と、向き合っていきたいです。
>ちゃっきぃさん
とても嬉しいコメントです。
ある人の人生に何かの目標や目的を作ることができたのならば、この仕事やってて本当によかったと思います。
1人2~4曲、チケット制と言うのが良かったと思います。
複数曲を歌うことによって曲の構成や演出を考えなければならないし、責任も生じてくる。
いつものライブと比べて、よりジョイントライブの様相が濃かった。
また、アコースティックというのは言ってみれば歌とピアノ(ギター)とのタイマン勝負。
ごまかしがきかないから自然と歌を磨く必要が出てきます。
地力の向上には最適だと思いました。
バンドも良いけどアコースティックも本当に良いなぁ。
また、機会があれば開催を期待します。アコースティックで歌いたい歌がまだあるので。
>マサトシさん
お疲れ様でした。
そうなんですよ。純粋な「唄」の部分、歌う人の「個性」が出てしまうんですよね。とてもよい機会になってくれて嬉しかったです。今後も色々方法を考えながら行ってゆきたいと思います。えーと、とりあえず次回は11月26日の生バンドライブでございます。
今までのライブの中で、自分ではもっとも充実したライブでした。
参加者は、自分よりも上手な方ばかり。他の人達の足は引っ張りたくない、という思いから、練習に励んだつもりです。
そして、様々な事を体験し、学ぶ事ができました。
カネを取ることの責任。本気で物事に取り組むことの大切さと、楽しさ。レベルの高い参加者と触れ合う事で見えてきた、自分の方向性。
何より、「音楽って、音を楽しむってことなんだ。」この当たり前の事実に気付けた事が、最大の収穫でした。
ちゃっきいさん、春野センセ、59喉の3人のセッションが、ものすごく緊張感のある、それでいてすごく楽しそうで。
マサトシさんの歌も、英語の歌詞はわからないのに、なぜかすごく心に響いて。
お2人の歌を聴いていたら、楽しいのに自然と涙が出ていて。ああ、音楽で感動するってこういう事なのかな、と思いました。
他の人達の歌も、それぞれの個性と良さがあって、聴いていてとても楽しかった。本当に良かった。
ライブが終わって、いろんな変化があります。
俺はありのままの俺でいいんだ、と思えるようになったこと。
もっと人間性を高めていきたい、と考えるようになったこと。
ただ歌を上手に歌うだけじゃなく、音をもっと楽しみたい。
僕の人生、より楽しく、面白くなった気がします。(笑)
>アニキ
どうもお疲れ様でした。
うん、おっしゃる通りだと思う。
音楽を楽しみ、人生を楽しむということと、歌を習うということは、とても深く連動しているんだね。
そしてそれがここにおいては相乗効果でいいステージにつながってなってゆくのだと思う。
「自分なんて下手だから」といって構えないで、ステージを楽しむこと、お祭りを楽しむことに、本当の意義があるとも思ったよ。
皆さんにとってよい機会になったようで、今回はそれが何よりもとても嬉しかったです。