THEATRE BROOK SESSIONのマサトシ at 新宿Golden Egg

ライブレポ

mixiの日記で「髪を思いっきり切って坊主になった」なんて書いているものだから、マジで百人一首の西行法師あたりを想像していた。僕の思考回路がおかしいのか?「ダンディマサトシ」さんが「解脱マサトシ」さんになるのか?いやはや、どんな風になったんだろうと思いながらライブ会場となる新宿Golden Eggに行った。
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扉が開いたトコロをパッタリ出くわした。
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アハハ、日記にやられた。もともとマサトシさんは髪が長い方だったから、頭ツンツンのマサトシさんは、ちょうど僕が髪を切ったあとよりも長いぐらいだった。「ダンディ・マサトシ」さんは「アグレッシヴ・マサトシ」さんになっていた。これはいい感じだ。今日は白のスーツではなく、Tシャツというのも髪型とピッタリだ。
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と、言うわけで2回目のTheatre Broock Session。
12月27日に2年ぶりにライブ活動を再開するTheatre Brook。彼らの再会を記念して先にファンで祝ってしまおうという今回の企画。事前に楽曲を決めてパートのエントリーを募る形式のフリー・セッションライブである。
演奏される19曲のうち、今回は9曲でマサトシさんが歌うことになった。8曲といいえば、通常30分でバンドがやるギグの曲数よりも多い。言い方に語弊があるかもしれないが、これはもうひとつの「featureing マサトシ」なライブである。
そしてもうひとつ楽しみだったのは、前回このセッションで知り合ったふみおくんがドラムで9曲を叩くということ。彼はまだ19才だけど、実に知的なドラミングをする素晴らしいドラマーである。
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この日のセッションはマサトシさんボーカルの「ノックしつづける男」で始まった。
どの参加者も実に楽しそう。つまりTheatreをバンド編成で演奏する機会なんて滅多にないわけで、だから全国からここに集まっているわけで、そういう愛情は炸裂するは、普段プレイできないという怨念も炸裂するは、御大が2年間ライブ活動を停止させている分のカタルシスは発散させるは、もともとテクニックのあるバンドが好きな方はやはりテクニックがあるわけで演奏は素晴らしいはで、たちまち何がなんだかの世界となっていった。
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圧巻だったのは「生理的最高」と「ドレッド・ライダー」。特に「ドレッド」は帰還タイムギリギリにこれを見れてセーフだった。どのメンバーの演奏も秀逸だった。ふみお君はどんどん煽って行く。キーボードの方は音を空に浮遊させながら音をドカドカ投下させてくる、マサトシさんは.....この人の上昇してゆくベクトルの強さにはいつも驚かされるし、とても刺激になるわけだけど、今までよりずっと攻撃的で挑発的なステージには驚いた。曲を知り尽くしている強さでガーッと攻めて来た。
1たす1は2が普通だけど、こと音楽に関してはそれが3にも4にも5にもなる。Theatreのライブがまさにそうなんだけど、この「ドレッド」セッションもそういう瞬間だったと思う。そしてハコは最高に盛り上がった。
「ああ、また次のステージに進んだな」と思った。

時計は15時15分を指していた。まだ見たかったけど、17時から次のイベントがあったので、失礼した。

これは余談だけど、3時間で400枚以上の画像を撮影した。
今回のセッションで同じような一眼レフを撮影している方に、色々教えてもらって「Nikon D5000のひみつ」を知った(ISO感度を高くしてもNikonはノイズが出にくいのだそうだ)。だから今回は思いっきり感度を「ドーピングさせて」撮影したのだけど、思ったとおりの画像が撮影できるようになってきた。よしよし。
動画が「待ちの撮影」だとすると、カメラは「攻めの撮影」だから、やっていて楽しいのだ。

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